ミュンスタ-で必見!ヨ-ロッパの歴史で重要な場所「平和の間」
日本と違って右側通行ですから、道路を渡るときなどは、右から来る自転車にご注意くださいね。ちなみに、ドイツでは自転車は車道を走ることになっています。
町の目抜き通り、Prinzipalmarkt (プリンツィパルマルクト)は、素敵なお店が並び、快適なショッピング街となっています。
そのちょうど真ん中あたりにそびえるのが市役所。14世紀にできたゴシック風の建物です。
実はここに、ミュンスタ-観光で必見の場所があるのです。この市役所の中にある「平和の広間」。ここで、1648年にオランダ人とスペイン人が平和を誓い、
三十年戦争を終結させたところです。世界史の教科書にでてきた、ウエストファリア条約が、ここで締結されたのですね。
この広間は2ユ-ロで見学可能です。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)
そしてその奥にある部屋が「平和の広間」。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)
時間帯によって、さまざまな言葉でガイドツア-やオ-ディオガイドが流れます。
日本語のガイドツア-がある時もあるようですので、その日にカウンタ-で確かめてみてくださいね。
この市役所は第二次世界大戦では壊滅的な被害を受けたそうですが、平和の広間の貴重な内装は、事前に取り出して保管されたそうで、空襲の被害からは免れたそうです。そして、1948年10月に再建され今日に至っています。
広間の左の壁の上に飾られている肖像画は、当時の会合の参加者の皆さんだとか。
撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-(承諾済)
この金の鳥は、1600年頃のものだそうですが、内部は一本以上のワインがはいるようになっていて、町に高貴な来客がある際には、酒杯として差し出されたということです。
一部屋だけの広間ですが、ヨ-ロッパの歴史上大変意義ある場所です。
ミュンスタ-の行かれましたら、必見です!
歴史あるミュンスタ-市役所「平和の広間」
Münsters historische Rathaus, Friedenssaal
Prinzipalmarkt 10
Münster
開館時間 火-金 10-17時
土・日・祝日 10-16時
入場料 2ユーロ(学生1.5ユーロ)
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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