ライプツィヒでヨ-ロッパ最大のオノ・ヨ-コ展開催!

公開日 : 2019年04月04日
最終更新 :

1969年3月20日。平和を訴える「ベッド・イン」というパ-フォ-マンスをアムステルダムのホテルで行った、オノ・ヨ-コさんとジョン・レノン。今年はあれからちょうど50年になります。

そのオノ・ヨ-コさんの展覧会「Peace is Power」がライプツィヒの造形美術館で始まりました。

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これまでドイツではビ-レフェルト、フランクフルトと過去二回開催されましたが、今回ライプツィヒでの展覧会はヨ-ロッパ最大の回顧展といわれています。

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またこの日、今年86歳になられたオノ・ヨ-コさんも来られるという情報があったので期待していましたが、残念ながらいらっしゃいませんでした。

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棺の顔にあたるあたりからレモンの木が上に伸びていて、

生と死の永遠の輪廻と、人間の復活を表している90年代最後の作品です。

こちらは、天井から100本の白い綱で朝に差し込む光を表したMorning Beam.

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こちらは、「人は皆同じだけの水を持った入れ物である」ということを表す2006年の作品。

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そしてまた、戦争と平和を訴える作品のひとつに、第二次大戦時のヘルメットをつるした2001年の作品。

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ヘルメットの中には空色のパズルが入っています。訪れた人々が、いつかまたやってきて、一つの空を形成できるという希望を持って、一つのピースを手に取ってください、というものです。

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撮影:ライプツィヒ特派員シェ-ファ-玲子(承諾済)

こういった、参加型の芸術作品もオノ・ヨ-コさんの展覧会には多く見受けられます。

その他にも、オノ・ヨ-コさんのこれまでの芸術作品の傑作を沢山鑑賞できます。

ちなみに、この美術館の学芸員の方がオノ・ヨ-コさんと個人的に親しいことで、今回の展覧会の話が実現したそうですが、オノ・ヨ-コさんも東ドイツの町で一度開催したいという希望を持っておられたとか。

ライプツィヒは東西ドイツの壁崩壊の発端となった平和革命の町で、今年はちょうど30周年の節目を迎えます。

平和を訴えるオノ・ヨ-コさんの展覧会が今年ライプツィヒで開催されるのも、何か因縁を感じます。

展覧会は、今年の7月7日まで開催されます。

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Yoko Ono. Peace is Power

ライプツィヒ造形美術館

Museum der bildenden Künste Leipzig

Katharinenstraße 10

04109 Leipzig

開催期間 2019.04.04 - 07.07

開館時間 月曜休館

火、木-土曜日 10-18時

水 12-20時

金 10-18時

入館料 10ユーロ(18歳まで無料)

第一水曜日入館無料

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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