ライプツィヒで最も重要なイベント!平和革命記念日の祭典、リヒトフェスト
ベルリンの壁が崩壊したのが1989年11月9日。今年ではや29年になります。
そのきっかけとなったのが、ライプツィヒの平和革命だったことは日本ではあまり知られてないことかもしれません。
当時ライプツィヒではニコライ教会で毎週月曜日に行われていた「平和の祈り」への集会が、民主化運動へと広がっていきました。そしてベルリンの壁が崩壊するちょうど一か月前の10月9日には、「Wir sind das Volk! 我々こそが主権たる国民だ!」というスロ-ガンの元、7万人の市民と周辺から来た人たちが終結。アウグストゥス広場を埋め尽くして大規模なデモが起こりました。そしてこれをきっかけに東ドイツ平和革命の口火がきられ、東ドイツ全土に反体制運動が広まり、1か月後のベルリンの壁崩壊につながったのです。
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また、広場の特設ステ-ジでは、毎年さまざまなパ-フォ-マンスが行われます。
それにしても、当時の7万人の市民の勇気には脱帽です。警察からいつ発砲されるかわからない危険と隣り合わせの状況だったのですから。それに、同じ年に起こった中国の天安門事件では実際にデモ隊に死傷者が出たという事実を目の当たりにしていたわけですから、なおさら大きな恐怖だったことでしょう。
東西ドイツが平和的に統一される、まさにきっかけとなったライプツィヒの平和革命の日。この日の祭典は、ライプツィヒ市民にとっては誇りある最も重要な日なのです。
来年は平和革命30周年の記念の年になります。どんな祭典になるでしょうか。
ライプツィヒ光の祭典
Lichtfest Liepzig
開催日: 毎年10月9日20時-
場所: アウグストゥス広場ほか
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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