ライプツィヒならではの、マイセンのお土産!
日本でも愛好家の多いドイツの高級陶磁器マイセン。
ライプツィヒから東へ112kmほどのところにあるザクセン州の町、マイセンで作られています。
このマイセン陶磁器の専門店が、ライプツィヒにもあります。
そこには、ライプツィヒならではのマイセン陶器がありますので、ご紹介したいと思います。
お店の場所は、町の中心マルクト広場に面する旧市役所(歴史博物館)のマルクト広場側にあります。
入口は、旧市役所の入口の向かって右隣り。
お店の中は、さまざまな食器類が所狭しと並んでいます。
中にはお箸おきなどもあります。
イ-スタ--用の卵の飾りもとてもきれいです。
そして、ライプツィヒならではのものが、この小さなお皿!
バッハのモチ-フが入ったお皿です。
バッハはライプツィヒに由来のある歴史的人物の代表格なのです。
さすがに、マイセンの小皿なので安くはないですが、特別なライプチッヒのお土産としては、ぴったりだと思いますよ!
お店の所在地は、
Bodo Zeidler
Markt 1
04109 Leipzig
Tel. 0341 960 1714
Mail: info@bodo-zeidler.de
http://www.bodo-zeidler.de/
ところでマイセンの陶器とライプツィヒの間には、実は歴史的に密接な関係があります。マイセンの陶器が作られるようになる以前、17世紀のヨ-ロッパでは中国の磁器や日本の伊万里などが盛んにもてはやされていました。純白で薄く、硬い陶器はヨ-ロッパではまだ製法が見出されてなかったのです。当時のドイツ・ザクセン選帝侯アウグスト強王は、東洋磁器の愛好家だっただけでなく、錬金術師ヨハン・フリ-ドリッヒ・ベトガ-をアルブレヒト城に監禁して、白磁器の製法を研究させました。そして、ついにマイセンの陶器の白磁製法が解明されたのが1709年。その後マイセン陶磁器の製造がはじまります。そして、1710年にはライプツィヒで行われたイ-スタ-見本市で、アウグスト強王自らがマイセンの陶磁器を紹介。これを機にマイセン陶磁器は世界中にその名が広められたのです。古くから商業の町で、見本市が頻繁に開催されていたライプツィヒの存在が、まさにマイセン陶磁器の普及に一役をかったのでした。
筆者
ライプツィヒ特派員
シェーファー 玲子
2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。
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