バッハの町ライプツィヒで今年も開催!バッハフェスト2018!!

公開日 : 2018年05月21日
最終更新 :

音楽の町ライプツィヒ。かつてさまざまな作曲家が活躍した歴史が刻まれていますが、その中でも最も有名な人物が、ヨハン・セバスティアン・バッハ。バッハは、最後の27年間をト-マス教会のカント-ル(聖歌隊指揮者件オルガにスト)として従事していました。

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そして、その27年間の間にオラトリオやカンタ-タなど多くの教会音楽を作曲しています。合唱がお好きな方でしたら誰もが一度は歌いたいと憧れるバッハの合唱曲は沢山ありますが、それらの多くはライプツィヒで作曲されています。初演ももちろんライプツィヒ。例えばクリスマスオラトリオは1734年のクリスマスの礼拝時にニコライ教会で、マタイ受難曲は1729年のキリスト受難の日の礼拝時にト-マス教会でそれぞれ初めて演奏されました。

このようにバッハゆかりの地であるライプツィヒでは、毎年6月に10日間に渡ってバッハフェストが開催されます。

今年は6月8日から17日まで、町中がバッハ一色になります。

(c) Bachfest Leipzig, Promenaden Hauptbahnhof_Gert Mothes_410.jpg

画像提供: Bach-Archiv Leipzig

© Bachfest Leipzig/Gert Mothes演奏会は、おもにバッハが直接活躍していた二つの教会で開催されます。

ト-マス教会

Thomaskirche.jpg

そして

ニコライ教会

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また、その他の教会やゲヴァンドハウスなどでも、おもにバッハの曲が演奏されます。

(c) Bachfest Leipzig, Bach Open Air, Gert Mothes_409.jpg

画像提供: Bach-Archiv Leipzig© Bachfest Leipzig/Gert Mothes

(c) Bachfest Leipzig.Gert Mothes_Konzert mit dem Thomanerchor in der Thomaskirche_401.jpg

画像提供: Bach-Archiv Leipzig© Bachfest Leipzig/Gert Mothes

さて、今年のバッハフェストのテ-マは「作品群」。

「カンタ-タ」、「受難曲」、「平均律クラヴィア曲集」、「ピアノ練習曲」

「チェロ組曲」、そしてバッハ復興に貢献した「メンデルスゾ-ン」などの作品群を集めた演奏会です。

とりわけ、「カンタ-タ」では、30曲のカンタ-タが、バッハ解釈の第一人任者である6人の指揮者とその合唱団によって、ト-マス教会およびニコライ教会で演奏されます。まさに今年のバッハフェストのハイライトといえます。

そして6人のうちの一人は、世界的なバッハ演奏家・指揮者の鈴木雅明さん。日本からバッハコレギウムとともにバッハフェストに出演されます!

プログラムの詳細は、下記HPの「Bachfest 2018」というところにある「zum pdf」

というところをクリックすると、詳しいプログラムが英語でもご覧いただけます。

http://www.bachfestleipzig.de/de/bachfest

バッハ愛好家の方は、是非バッハフェスト2018においでください!!

筆者

ライプツィヒ特派員

シェーファー 玲子

2008年夏よりドイツ中東部の町ライプツィヒ在住。現在はライプツィヒにてフリーランスと主婦業に従事している。

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