チンクエ・テッレでトレッキング①モンテロッソ~ヴェルナッツァ
カテゴリー:自然・風景 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2019年6月 7日
6月に入って好天気が続いています。今年の春は雨がよく降り気温もなかなか上がらなかったのですが、やっと初夏の気配が感じられるようになりました。
モンテロッソからヴェルナッツァまでのトレッキングコースを久しぶりに歩いてきましたのでご紹介したいと思います。
SVA2(Sentiero Verde Azzurro)(通称センティエロ・アッズッロ)はチンクエ・テッレの5つの町を結ぶトレッキングコースで、チンクエ・テッレ国立公園内の数あるコースの中で最も人気があり、唯一入道が有料となっています。ですので事前に国立公園発行のチンクエ・テッレカードを購入しておくと良いでしょう。カードについてはこちらの記事 もしくは国立公園のサイト をご覧ください。モンテロッソ~ヴェルナッツァ~コルニリア~マナローラ~リオマッジョーレの4区間あり、2019年6月現在、コルニリア~マナローラ~リオマッジョーレの区間は通行止めとなっています。
さてモンテロッソからの通常の入道口は現在閉鎖されていますので、貼り紙の指示に従い海沿いにあるホテル・ポルトローカの方に歩いて行きます。
今日はお天気も良いし海の水もとってもきれいです。
分かれ道にもちゃんと"VERNAZZA"の表示があります。
この赤と白の旗のような印はトレッキングコースを示す道しるべ。
こちらのチェックポイントでチンクエ・テッレカードの提示を求められます。ここで購入もできるようです(現金払いのみ)。今回はヴェルナッツァまでの約3600m(2時間)の距離を歩きます。
土地の耕作の際に出てきた石を利用して整備された道や石垣。
ちょっと迷いそうなところにはちゃんと標識が立っています。
コース沿いにあるブドウ畑。ここからは長い階段が続きます。
かなり上がってきました。あともう少し。
モンテロッソがもうあんなに遠くに見えます。
この看板はこの区間だけでも20以上あり、救助要請のため緊急番号(消防115、救急118)に通報する際に自分たちの居る位置を伝えるために役立つ数字やサインが表示されています。
こんな石の上にも道しるべが描かれています。
山の中腹に沿って道は続いていきますが、時には視界が大きく開けてチンクエ・テッレの海岸線に突き出す岬たちがひょこひょこと見えたりします。
新緑の地中海マキに囲まれて歩くのは格別気持ちがいいです。
所々、道幅が狭くなっているので危険。足元に気を付けて慎重に進んでいきましょう。
木の転落防止柵がある所はちょっと安心。
野生のウイキョウ、触るといい香りが手に残ります。
コンクリートを使わず石を積み重ねはめ込んで造られた石垣。途中小川や、それを渡る石橋、海、天然の石段そしてようやくヴェルナッツァの町が垣間見えました。
ブドウの段々畑が山の斜面を覆っています。
どんどん町が近づいてきました。町の一番高い所にある城の見張り塔が、まるで船の煙突のように見えませんか。
こちらはヴェルナッツァのチェックポイント。ここまで来れば町はもうすぐそこです。
猫の背中に迎えられて...裏道は静かで平穏です。
トレッキングコース(モンテロッソ~ヴェルナッツァ)SVA2(592-4)通称センティエロ・アッズッロ
長さ 3668M
所要時間 約2時間
難易度 EE
チンクエ・テッレカード(有料)が必要
モンテロッソからでもヴェルナッツァからでも最初にある登りと長い階段が少しきついですが、それを越えると比較的緩いアップダウンのコースです。ただ道幅が狭くコンディションによっては滑りやすくなる場合も多々あるので、山歩きに適した靴が必要です(サンダル、滑りやすい靴等を履いてのコースに入ることは禁止されています)。
コースのコンディションに関する情報、天気注意報、混雑状況などを国立公園のサイト で出発前に確認することをお勧めします。
Buona camminata!