ソレント市で東日本大震災の犠牲者を悼む特別ミサにソロ出演

公開日 : 2016年03月19日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

今回は今月3月13日日曜日にソレント市のサント・アントニーノ・バジリカでソレント市主催、東日本大震災及び巨大な津波から5年目、その犠牲者を悼む特別ミサにソプラノ・ソロ出演させていただきました。

2011年3月11日当時この大震災が起こった時には、実は日本にいましたので、ソレントで歌うことはありませんでしたが、その次の年2012年にはソプラノ・ソロで声を重ねさせていただきました。

イタリアは日本と大変交流があり、今年でちょうど国交150年目になります。

これを記念していろんなイベントが日本やイタリアの各地で行われています。

日本とイタリアの姉妹都市はたくさんありますし、なんといっても第二次世界大戦では3国同盟をしました。

時々、イタリアの年配の方に第二次世界大戦のことについて質問されます。

<戦争を知らずに、僕らは生まれた>世代ですので、答えるのが非常に難しいのですが。

良くも悪くも世界の国の中ではご縁のある国です。

なので、私はイタリアに長く在住していますが、本当にイタリア人には助けられ良くしてもらっています。

確かに仕事をする中で、外国人としての壁もありますが、基本はいい人が多いので、お陰様でこれからも前向きに生きていけると思います。

その上、基本イタリア人は日本人に好感を持っています。だから、スムーズに打ち解けることができます。

日本人もイタリア人のこと悪く言う人は少ないですよね。

お互いにどこか共感をもつ、惹かれるところがあるのだと思います。

だから、観光でイタリアへ来られる日本旅行者の人達も、きっと楽しく過ごせるはずだと信じています。

この度は、東日本大震災の犠牲者を悼む特別ミサを1万キロも離れているのにも関わらずして下さり、本当にありがたいことでした!こんな場面に少しでも参加することができ、私も非常に光栄でした。

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ソレント市、サント・アントニーノ・バジリカ Basilica di Sant'Antonino (Sorrento)

サント・アントニーノはソレントの守護聖人です。

このバジリカの中にはサント・アントニーノのお墓があります。

なので、ソレントにはアントニーノという男性の名前が本当に多いですよ!(笑)

今回のソレント市のお世話役の市役所の方もやっぱりアントニーノさんでした。

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サント・アントニーノ・バジリカの中

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ミサ曲を歌わせていただきました。

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サント・アントニーノ・バジリカ合唱団と記念撮影

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サント・アントニーノ像

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これは一昔世界各国のアーテイストがよく宿泊していたペンションだったそうです。

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これは当時宿泊した有名アーテイストの名前が刻まれています。

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これは日本の皆さんもお馴染みの曲<帰れソレント>を作曲したデ・クルティス像

ソレント駅前に堂々と建てられています。

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ソレントへはチルクム・ヴェスヴィアーナ鉄道が便利ですよ!

ナポリからソレントまで、1時間15分ぐらいで到着しました。

本当に久しぶりに乗りましたが、列車が新しくなっていて、ちょっぴり綺麗になっていました!

切符はナポリ、ソレント間は片道3,6ユーロでした。

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車内

ソレントはとってもこじんまりとしていて可愛い場所です。

ちょっとした日帰りの旅でも十分楽しめます。

ポンペイの遺跡の観光後、ソレントへ列車でふらっと散策するのもいいですね!

ケイコ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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