ラ・スぺツィア近郊にある有名なカーニバルの街といえば?"ヴィアレッジョ・カルネヴァーレ"

公開日 : 2015年02月08日
最終更新 :
筆者 : ピッパ

皆さん、こんにちは!

さて、クリスマス、お正月、エピファニーアの日がやっと終わったかと思ったら、もう1月も終わって2月に入り、あっという間にカルネヴァーレ(謝肉祭)の時期になりました。(早すぎる!)

カルネヴァーレとは日本では馴染みがありませんが、イタリアではもちろんカトリック文化圏等で見られる風習です。

パスクア(イースター、復活祭)の前日までの40日間(日曜日はお肉を食べても良かったそうなので40日になりますが、正確には46日間です)はクアレージマ(四旬節)とよばれ、お肉を食べてはいけない期間となります。(一昔は、お魚、卵、乳製品も禁止でした。)

その期間に入る前、食物に感謝しながらたらふく食事を楽しむお祭りがカルネヴァーレです。この時期にはラザーニアやカネッローネ、とにかくお肉!肉!肉!!!とボリュームたっぷりの食事をします。またもや太ってしまいます。(苦笑)

特にカーニバルの初日、今年は2月12日木曜日(ジョヴェディ・グラッソ、意味は肥沃な木曜日)、カーニバル最終日、今年は2月17日火曜日(マルテディ・グラッソ、意味は肥沃な火曜日、謝肉祭最終日のこと)は食べますので要注意!!!

お肉を断つ前に行われるお祭りなので、イタリア語、carne levare(肉を取り除く)やラテン語のcarne vale(肉よ、さらば)が語源といわれています。

lasagna.png

よく食べられるラザーニャ

cannelloni_ricotta_spinaci_grande.jpg

カネッローネ

(筒の形をしたパスタにお好きな具を入れてオーブン焼きしたもの)

それに、カーニヴァルの代表な揚げ(オーブンで焼く場合もありますが)菓子Chiacchiere(キアッキエレ)(意味は、おしゃべり)や、Sanguinaccio(サングイナッチォ、チョコレートクリーム)(意味は、黒色プリンや豚の血を原料とする食品類)が食べられます。ますます太りますよ!

chiacchiere.jpg

キアッキエレ 

州によってはブジーエ、チェンツィ、フラッペ、など呼び名が異なります。

sanguinaccio2.jpg

サングイナッチォ

一昔は本当に豚の血が少し入っていたそうですが現在は禁止になり普通のチョコレートクリームです。

痩せすぎで5,6キロどうしても急きょ太りたい方にはこの時期にぜひイタリアへ!(爆笑)

さて、カルネヴァーレとは、イタリアでは食べ物をたくさん食べること以外に、各地でパレードが開催されたり、仮面(マスケラ)をつけて変装したり、その時期に流行りのキャラクターに仮装したりする子供から大人まで楽しむ習慣なのです。スプレーをかけたり卵を投げたり。。。なので、この時期の服装には十分気を付けたほうがいいと思いますよ。(洗濯できる安めの洋服をお勧めします!)

イタリアの国中で行われますが、基本イタリアの3大カ-ニバルとは、ヴェネツィア、プティニャーノ、ヴィアレッジョのことです。

そして、このヴィアレッジョ名物カルネヴァーレは高さ5、6階建てのドでかい山車がパレードで街中を回ることで有名で、イタリアの各地から週末の2,3泊のバス旅行でここのカルネヴァーレに観光へ行ったり、パレードに参加する人でごった返しで賑わっています。

もちろんラ・スぺツィアからも週末のバスツアーのパックがあります。

ラ・スぺツィアからトスカーナ州の海岸沿いにあるヴィアレッジョまでは車でたったの40分程度!(列車を利用する場合ピサ行に乗ります。約50分で到着!)

2月の一か月間、毎週日曜日15時からパレードが行われますので、お時間がある方には最適なデートスポットですし、ご家族にもとても楽しめます!

最終日のみ2月28日土曜日18時半開始で、豪華な連発打ち上げ花火も行われます。

そして、どの山車が一番素敵だったかを審査し賞を与えられます。

また、カルネヴァーレの美術館もこの時期だけオープンします。

この時期にイタリアへ来られる方で時間が許されるのなら観光に行ってみる価値あり!

ただし、くれぐれもスリやぼったくりには十分気を付けてくださいね!

Burlamacco1.jpg

ヴィアレッジョカルネヴァーレのマスコットキャラクター、Burlamacco,ブルラマッコといいます。

語源はburla、意味はいたずらから来ています。一般人はこの仮面を付けたりします。

イタリア語のサイトを見つけました、よかったらご覧くださいね!

これはやっぱり生で見たいですね!

地図

インフォメーション

http://viareggio.ilcarnevale.com/

ケイコ

筆者

イタリア特派員

ピッパ

イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。

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