ラスベガスのフードトラック?お気に入りはロブスターロールのトラックです。

公開日 : 2015年05月03日
最終更新 :
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2011年に書いた記事「ラスベガスのフードトラック事情」の中で、「2010年は『ラスベガスにおけるフードトラック元年』」と勝手に決めて、その頃じわじわと人気を集め始めていたトラックを紹介しました。

あれから4年、当地のフードトラックもだいぶ顔ぶれが変わっています。ちょうど4月のお題が「フードワゴン」ということですので、最近個人的にはまっているフードトラックやイベントで出会ったトラックを少しご紹介しようと思います。

ところで、ラスベガスのフードトラックは、ごくごく一部のトラックを除いては、決まった場所に定期的に現れるということはなく、多くの場合イベントに参加してお店を開いています。

コミュニティ向けの小さなイベントから、ファースト・フライデー(First Friday)、グレイト・アメリカン・フーディー・フェスト(The Great American Foodie Fest)のような一大イベントまで、賑やかなイベントにはフードトラックは欠かせません。

そんな中で、最近偶然出会ったのが「カズンズ・メイン・ロブスター(Cousins Maine lobster)」という名前のトラック。

ドラッグストアの駐車場でひっそりと営業中だったロブスターロールのトラックです。

日本でもここアメリカでもロブスター好きは多いですが、ご多分にもれず私もその一人。

そのロブスターを手軽に美味しく食べられるロブスターロールはかなり大好物なので、

まずは、ロブスタートラックを3つほど紹介させてください。

いずれもロブスターならここ!と言われるメイン州産のロブスターを味わえるトラックです。

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ロブスターロール、コネチカットスタイル(Connecticut-style)。

「ロール」いう名前ではありますが、ご覧のとおりサンドイッチ。

そして、パンに挟まれるロブスターが温かいか冷たいか、それに野菜をまぜるか混ぜないか、などによって

いくつかのスタイルがあることを教えてもらいました。

温かいパンの間に暖められたぷりぷりの身が山盛りで味付けはバターとレモンのみ、こちらのトラックではロブスターそのものをしっかり味わえるように、レタスやチャイブなどは入れないそうです。

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こちらは、ニューイングランドスタイル(New England Style)。

温かいパンにはさまれているのは、冷たいロブスターミートで、チャイブ(あさつき)がぱらぱらとかかっているもの。

ちなみに、トマトやアボガド入りのロールや、カレー味マヨネーズを使ったロールもありました。

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ところで、ロブスターだけでなく、こんなものも発見。オイスターシューターです。

ショットグラスではないけれど一口サイズのカップに入った、ワシントン州ウィラパベイ産の生ガキ、

とびことポン酢と合わせてつるんと一口で。

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そして、メインロブスターレディ(Maine Lobster Lady)。

名前の通り、トラックを切り盛りしているのは元気な女性たち。

メイン州からやってきているので、正確にはローカルのトラックではないのですが、

夏はメイン州、それ以外の季節はアリゾナ州フェニックスで活動をしているようで、イベントがあるとラスベガスに来てくれることも多いのです。

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メインスタイル(Main Style)。温かいパンにぎっしり詰まった冷たいロブスターにレモンをかけていただきます。

ロブスターの味をしっかり味わうために、レタスやセロリ、チャイブなどは一切なし。

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さて気になるお値段ですが、ロブスターロールはやはり素材が素材だけに、安くはないのです。

だいたいひとつ$18前後というところでしょうか。フードトラックのホットドッグやハンバーガーなどが$8~$10前後であることを考えると、ファーストフードの域を超えている感じはしますが、それでもメイン州産のロブスターを気軽に味わえる貴重な機会は見逃せないですよね!

では、そのほか、最近人気のローカルトラックをいくつか。

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トラックに描かれたベーコンがひたすら印象的。

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これはチーズとベーコンをはさんでグリルしたサワードゥのサンドイッチ。

カリッカリのベーコンがポイントかな。

「ベーコン二切れ」なんていうメニューもありました。

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ヘルシー指向のトラックで、サラダや野菜中心のパニーニが売り物。

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その名の通り、いろいろな種類のソーセージを使った、イタリアンスタイル、シカゴスタイル、フィリピンスタイル、メキシコスタイルなどのホットドッグが人気です。

これはジャーマンスタイルで、ブラートヴルストとザワークラウトを挟んだホットドッグ。

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こういったフードトラックは、Instagramやfacebook,Twitterなどで、その日のスケジュールをアップしているので、お気に入りのトラックをフォローしていれば、その日の居場所がわかります。

■これまでの関連エントリー

(4月お題"フードワゴン(屋台)")

筆者

アメリカ・ネバダ州特派員

石川 葉子

ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。

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