冷たいスイーツならこれ!~スノークリーム・KUMA
今月のお題は「スイーツ」ですが、こんな季節のスイーツはやっぱり冷たいのが一番。
ジェラートやフローズンカスタード、フローズンヨーグルトやシェイブアイス(ハワイ的カキ氷)なども人気がありますが、
なんといっても今、地元っ子に大人気なのはKUMA(クマ)スノークリームですね。
トレードマークのKUMA君。このかわいさも人気の秘密かも。ぬいぐるみも売られているんですよ。
「スノークリーム」はその名の通り、まるで雪の塊を口に入れた時みたいに、
入れた瞬間にさらっと解けていく感じの新鮮な食感です。
アイスクリームの濃厚さやシャーベットの甘さのとがった感じとは違うし、
カキ氷のように水気のある解け方もちょっと違うかな。
もちろん甘みはあるのですが、さらさらした感触の甘さって言えばいいのでしょうか。
カップにこんもりと盛られたスノークリームの山の上にトッピングを乗せて、ソースをかけて出来上がり。
これはオリジナルのスノークリームに求肥(こちらではMOCHI(モチ)と呼ばれます)とグミベアをトッピングして
マンゴソースとコンデンスミルクをかけてもらいました。
カウンターの向こう側では、カキ氷(?)マシンでスノークリーム作成中。
ふわっとしたリボン状のカキ氷をきれいに折りたたんで盛り上げていきます。
この「スノークリーム」、台湾のxue hua bingというカキ氷のデザートのアメリカ版ということになるようですが、
名付け親はこの「KUMA」をオープンしたシェフのJet Tila氏。
タイ系アメリカンのTila氏は、カリフォルニアではちょっとした有名シェフで、昨年、在ロサンゼルス・タイ総領事からタイ料理大使に任命されたそううで、
ラスベガスでもEncoreホテルの中にアジアンレストランをオープンされたことで知られています。
テレビにもよく顔を出していて、現在は、料理専門チャンネル - "フードネットワーク"の人気番組、"Cutthroat Kitchen"(過酷な条件下で戦う料理番組)にもジャッジとして登場中。
ところで、オープン当初はカップの大きさは2種類だけでしたが、最近はMINIサイズも登場しました。
一番大きいサイズは「SUMO」(相撲)、2番目は「NINJA」(忍者)と名前がつけられていますが、
一番小さいサイズはなぜかそのまま何のひねりもなく、「MINI」(ミニ)。
スノークリーム、トッピング、ソースの組み合わせは好きなように選んで自分だけのカップを作ることができます。
スノークリーム自体も、マンゴやイチゴ味だけでなく、抹茶やタロ(タロイモ)、ハニーデュー(メロン)など、
アジアなテイストもたっぷり。
また、アメリカならではのビーガン(乳製品の代わりにココナッツミルクを使ったもの)やシュガーフリー(砂糖を使っていないもの)も揃っています。
トッピングはフルーツやM&M(チョコレート)や、オレオクッキー、グミベアやアーモンドなど常時20種類以上、ソースもコンデンスミルク、ココナッツミルク、マンゴソース、チョコレート、ストロベリーソースなど7種類。
いろいろあって迷ってしまう方のために、お勧めのレディーメードの組合せもいくつかありますよ。
抹茶味のスノークリームに小豆やコンデンスミルクをかけた「ブルース・ティー」が、結構人気があるようですが、
ほかにも「パンダベリー」(イチゴ味のスノークリーム+チョコレートソース)とか「バナナボンブ」(バナナ味のスノークリーム+ホイップクリーム&チョコレートソース)など、おいしそうな組み合わせばかり。
これはマンゴ味のスノークリームに、MOCHIとフルーツ、シリアルを乗せて、マンゴソースをかけたもの。
名づけて、MANGOZIKKA(マンゴジラ)!
このお店、夜でもお客さんが絶えません。
KUMAは、ツイッターやインスタグラムなどのソーシャルメディアをふんだんに活用していて、
店内の壁にかかった大型ディスプレイには、お客さんのツイートや、インスタグラムの写真がリアルタイムで表示されるので、
みんな大騒ぎ。
この夏、ラスベガスでチャイナタウンに足を運ぶことがあったら、ぜひこの人気スイーツ
KUMA スノークリームを試してみてくださいね。
3735 Spring Mountain Road, Suite 206, Las Vegas, Nevada 89102
(Spring Mountain RoadとValley Viewの角で、スターバックスの裏手にあります。)
Phone: 702.816.5862
Open: 12:00pm - 12:00am
(5月お題"今はやりのスイーツ")
筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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