コロラド7日間・弾丸ドライブ① コロラドスプリングス

公開日 : 2014年02月10日
最終更新 :
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昨年10月、初めてコロラドを訪れる機会がありました。

6泊7日で3つの街に滞在するという急ぎ足の旅でしたが、初めての土地は何だって楽しい!

年も明けて大分時間がたってしまいましたが、これから何回かに分けてこのコロラドの旅のことをお話していきますね。

コロラドはアメリカ国内で8番目に面積が広い州。ほぼ長方形のこの州は日本の本州と九州を合わせたより少し広いそうで、

4つの国立公園、7つの国立モニュメント、42の州立公園がある大自然たっぷりの州。

州都であるデンバーへは、昨年春よりユナイテッド航空による成田からの直行便の運航が始まりましたので、

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東側にグレートプレーンズ(大平原)、西側にロッキー山脈をいただくこの州で、

今回は、コロラドスプリングス・グランドジャンクション・デンバーの順番で2泊づつしましたので

西側部分をぐるりと走ったことになります。

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さて、旅の始まりはデンバー。

10月10日、ラスベガスからソルトレイクシティ乗り継ぎでデンバーへ入り、

そのままレンタカーに乗り換えて一路コロラドスプリングスへ。夕闇せまるフリーウェイを約1時間30分のドライブです。

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到着が夜になったため、翌11日をコロラドスプリングスの観光にあてました。

コロラド州で2番目に大きな都市であるコロラドスプリングスとその周辺は、見所もたくさん。

まずはホテルから25号線(I-25)を北へ20分ほど行ったところにあるアメリカ空軍士官学校(USAFA /U.S. Air Force Academy)。

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軍の施設ですので、入り口のゲートでは身分証明書(免許証)を提示して入ります。

敷地内の案内図を確認してみました。ファルコン(ハヤブサ)のマークがついている6ヵ所が、

一般の人が見学できる場所なんですね。

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空軍少尉として羽ばたいていくわけですね。

ビジターセンターには、学生たちがどういった勉強をしているのかなど学校の概略がわかるような展示と

おみやげ売り場がありました。

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戦闘機を並べたみたいな印象的なスタイルのこのチャペルは空軍士官学校のシンボルとも言える建物です。

ここでは洗礼、結婚式、お葬式などが執り行われますが、そういったイベントが行われていなければ

一般の人でも中を見学することができます。

空軍士官学校を後にして、次は今来た25号線を南下してUS-24へ入り西へ向かい、

マニトウ・スプリングスの手前にあるガーデン・オブ・ザ・ゴッド(Garden of the Gods)へ。

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「神々の庭」と名づけられているこの場所は、州内に14ヶ所あるナショナル・ナチュラル・ランドマーク(Nathional Natural Landmarks)のひとつでもあるんですね。

ここでは、聳え立つ不思議な形の岩山や巨岩・奇岩の間を縫うように走る一方通行の道路をゆっくりと進みます。

もちろん、途中には駐車場や見晴らし台のようなポイントもいくつかあるので、車を停めて写真を撮ることもできますよ。

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場所によっては、赤い巨大な堆積岩がこんな風に道路際までせまっているので、おのずとスピードはゆっくりめになりますね。

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これはひときわユニークな、バランス・ロック(Balanced Rock)という名前の岩。

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1時間ほど走ったり、停まって写真を撮ったりしてから次の目的地へ移動。

今回は時間がないので立ち寄りませんでしたが、ビジターセンターやトレーディングポスト(Garden of the Gods Trading Post )もありますので、展示を見たりお土産を買う時間を作っておく必要があったな~と反省です。

バランス・ロックの近くの出口から出てそのままUS-24をさらに西へ向かって走ること約10分、

次に向かったのは、マニトウ・スプリングス(Manitou Sorings)。

ここは、パイクス・ピーク山のふもとにある小さくて静かな街。人口5,000人ちょっとのこの街は昔の雰囲気を残しつつも

ツーリストでそこそこ活気のある、いい感じの街です。

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ここでは自然に湧き出る鉱泉が有名なので、街の中には11ヶ所の「ファウンテン(水(鉱泉)飲み場)」が作られており、

様々なミネラルをたっぷり含んだ水を誰でも自由に飲み放題というのを聞きました。

ビジターセンターに行けば、ファウンテンの場所がわかる地図と試飲用のカップをいただけるというので、

ぜひ試そうと思っていたのですが・・・

ランチを済ませてお店を出ると、なにやら道路の両側に人だかりが。

そばにいた人に「何が始まるの?」と聞くと「ホームカミングよ!」とのこと。

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ホームカミングというのは、高校や大学の卒業生や元先生たちが年に一度この時期に地元(母校)へ戻ってきて、

地域の人たちと一緒に楽しむ伝統的なイベント。

フットボールの試合を始めとしたいろいろな催し物があるようですが、マーチングバンドの行進などもそのひとつ。・・・そうです。この日、ちょうどホームカミングの行列が街の中を練り歩くのに出くわしたのでした。

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行進の中ほどには、なんとラマも登場。

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パレードが通り過ぎるまでの30分近くの間、車を動かすこともできず、刻々と迫る次の予定時間を前にして、

「ミネラル水飲み放題体験」は、あえなく断念することに相成りました。残念。

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次回はこの日のメインイベントと予定していた登山鉄道へ向かいますよ。

筆者

アメリカ・ネバダ州特派員

石川 葉子

ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。

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