ネリス空軍基地のエアショーでサンダーバーズを堪能する
昨年に続き今年もでかけてきました、Aviation Nation 2010 - エアショー(航空ショー)。
サンダーバーズのデモンストレーション飛行しか見ませんでしたが、
1年ぶりに見るこのショーはまたしても新鮮な感動でした。
アメリカ空軍(Air Force)所属のアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ」は、
ここラスベガスの北にあるネリス空軍基地をベースとしています。
この飛行チームは毎年3月から11月までの間各地でエアショーを行い、
1年の締めくくりが、ホームベースのここネリス空軍基地というわけで、
ここは他のショーよりも規模が大きいのが特徴です。
今年は11/13(土)・11/14(日)の2日間、様々なデモンストレーションが行なわれました。
この2日間は、一般の人が基地内に入れる数少ない機会でもありますし、
滑走路には戦闘機の数々や輸送機などがずらりと並べられ、屋台やお土産屋さんもあったりして、
ちょっとしたお祭りのよう。
2日間とも午前中はセレモニーや戦闘機・現役引退機のデモンストレーション飛行とか、
パラシュート落下などのプログラムで、午後2時ごろから「サンダーバーズ」の登場です。
約30分ほどのグランドショー(ウォークダウン)が終わると、いよいよ整列した6機のF-16に、
順番にパイロットが乗り込みます。("ウォークダウン"についてはこちらに書いています。)
滑走路にはフェンスが設けられ、思ったよりも近い距離で離陸準備を見られます。
なんせ滑走路は広いので、人が多い割りには「ぎゅうぎゅう詰め」という感じがないのが嬉しい。
飛行機がゆっくりと滑走路を移動して視界から消え去ってしばらくすると
右上空に飛行機が現れいよいよアクロバットの開始です。
6機の作り出す様々なフォーメーション・飛行スタイルは、パンフレットによれば16種類もあるんですね。
「ダイアモンド・フォーメーション」
4機がループを描いたり、360度のターンを描いたり。。。
これもダイアモンド。
ローリングしながら山の斜面にお腹を向けて飛び去っていきました。
「デルタ・フォーメーション」
F-16はファルコン(隼)という愛称ですが、この機体のペイントは下から見上げると鳥が飛んでいるように見えたりして。
「リフレクション・パス」
2機が上下になってお腹をすり合わせるようにして飛ぶ低空飛行。こんなのあり?
かなり低速飛行なのに、ピントあわせが追いつかない。
それでも、去年はこのフォーメーションの写真は全滅だったので、
今年は少しコツをつかんだのかも。
とにかくすごい爆音とともに、右から左から、そして時には後ろから現れて、
目の前や上空で繰り広げられるデモンストレーション飛行は45分くらい。
最後のアクロバットが終わるとウォークダウンのセレモニーがあり、観客にはパンフレットが配られ始め、
パイロットたちによるサインの時間があり、ショーは幕を閉じます。
ショーが終わる頃には、売ってるお兄さん達もお疲れのようでした。
エアショーの入場は無料。
ただ、基地に直接入ることはできないので、近くにあるラスベガス・モータースピードウェイに車を停めて、
そこから運行されている無料シャトルバスで会場に入ることになります。
最近は日系のツアー会社が「ネリスエアショーへ行くツアー」を行なっているようですので、
車ででかけることができない場合はそういったツアーに参加するのもいいかもしれませんね。
私は、戦闘機マニアとか飛行機オタクではないんですが、それでも素晴らしいアクロバット飛行の数々はかなり楽しめました。
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筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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