白砂壇に見るアートの世界・京都市左京区「法然院」

公開日 : 2022年08月16日
最終更新 :
筆者 : Akio

左京区鹿ヶ谷にある法然院へと行きました。
山門に続く道を歩きます。この辺りは緑が深く静かな世界が広がります。

IMG_5939.jpg

法然院は散策自由で、6時から16時まで拝観できます。

IMG_5943.jpg

深い緑の中に茅葺き屋根の山門もしっとりとしています。
法然院は天和元年(1681年)の建立。800年以上の歴史を持つ法然上人ゆかりの寺院です。
寺院のお墓には、作家・谷崎潤一郎さんも眠っておられます。
山門の横の石碑に記されるのは、「不許葷辛酒肉入山門」の文字。

「葷辛酒肉(くんしんしゅにく)山門に入るを許さず」とは、葱やニンニク等の

法然院は天和元年(1681年)の建立。800年以上の歴史を持つ

法然上人ゆかりの寺院です。

寺院のお墓には、作家・谷崎潤一郎さんも眠っておられます。

山門の横の石碑に記されるのは、「不許葷辛酒肉入山門」の文字。
「葷辛酒肉(くんしんしゅにく)山門に入るを許さず」とは、葱やニンニク等の
臭いの強い野菜や酒や肉を山門内に持ち込むことを禁ずるとのこと。

IMG_5945.jpg

《白砂壇》

山門をくぐると参道の左右に見えるのが、盛砂の白砂壇(びゃくさだん)です。

IMG_5949.jpg

砂壇の間を通ると、心身を清めて浄域に入ることを意味しています。

IMG_5952.jpg

縦7m横3mの砂紋模様は、水紋 波 渦 葉 花・・・
時には文字などの模様も組み合わされ僧により描き換えられています。

IMG_5951.jpg

この日の模様は線で表した造形模様。
深い緑の中に、水や大気の流れを連想するアートの世界に
しばし暑さも忘れました。

IMG_5956.jpg
法然院
住所
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
時間
6.00~16.00 散策自由
アクセス
市バス「錦林車庫前」下車、徒歩10分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。