あをによし・水無月の奈良「東大寺」へ

公開日 : 2022年06月13日
最終更新 :
筆者 : Akio

奈良の「東大寺」へ行って来ました。
京都市内から東大寺のある奈良公園までの距離は47.1km。有料道路を使えば1時間30分位で着きます。
東大寺の面積は広くて(68.9ヘクタール)もあり、その広さは甲子園球場の約17個分にあたるとのことです。
東大寺は奈良時代に聖武天皇により創建され、華厳宗大本山の寺院となっています。「東大寺」にある

建造物や仏像の多くが国宝に指定されていて、1988年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
境内に入ると、さっそく鹿が挨拶に来てくれました。

IMG_5462 (2).jpg

参道を進むと南大門が見えて来ました。
南大門は、あまり装飾のないつくりが、豪快さや力強さを表現しています。

IMG_5468 (2).jpg

南大門と言えば「金剛力士像」ですね。
「金剛力士像」は約8.4mの立像ですから、凄い迫力です。
運慶・快慶らによって作られた、鎌倉彫刻の代表作です。

口を開いた「阿形(あぎょう)像」は、宇宙の始まりを表わしているといわれます。
鎌倉時代の彫刻の特徴は写実性です
口を開いた「阿形(あぎょう)像」は、宇宙の始まりを表わしているといわれます。

鎌倉時代の彫刻の特徴は写実性です。
「金剛力士像」は約8.4mの立像ですから、凄い迫力です。
力強い目鼻立ちと隆々とした筋肉、緊張感みなぎる手足の表現など、実に素晴らしいです。

IMG_5471.jpg

こちらは「吽形(うんぎょう)像」。
閉じた口は、宇宙の完成を表わしているそうです。
それぞれ約3000個の部材から成る「寄木造(よせぎづくり)」で作られているそうです。

IMG_5473.jpg

いよいよ大仏殿(金堂)へと進みます。
大仏殿は、奈良時代に創建されてから治承と永禄の二度の兵火に遭い、
現在の建物は江戸時代に公慶(こうけい)上人によって再建された世界最大級の木造建造物です。

IMG_5480 (2).jpg

大仏殿の中に入ると、真正面に東大寺大仏(盧舎那仏)がおられます。(高さは約14.98m・幅は約12m)
その大きさと、崇高さに改めて圧倒されます。

IMG_5482 (2).jpg

参拝順路は時計方向に進んで行くのですが、大仏の次が虚空蔵菩薩、
そしてその次が廣目天立像となります。

筆を持っている廣目天。もう片方の手には経典の巻物を持っています。
廣目天は、赤身で甲冑を着た武将とされ西の方角を守護する神様との事です。

IMG_5488 (2).jpg

こちらは、多聞天立像。
元来は、インド神話の財宝神クベーラで、後に仏教に主護神として取り入れ四天王の一尊に数えられています。
左手に宝棒(仏敵を打ち据える護法の棍棒)、右手に宝塔(仏塔)を持つ姿となっています。

IMG_5493.jpg

あをによし・・・・水無月の東大寺。
圧倒的な崇高さの大仏様と、素晴らしい鎌倉彫刻に感動を頂いて来ました。

IMG_5464.jpg
東大寺
住所
奈良市雑司町406-1
拝観料
参拝料 600円 小学生300円
拝観時間
7:30~17:30
アクセス
近鉄奈良駅から徒歩で約13分または、JR奈良駅・近鉄なら駅から
市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。