5月初めの「青もみじの真如堂」
この時期は緑が美しいですね。
青もみじ美しい真如堂へと行きました。
真如堂は、左京区浄土寺真如町にある、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院で、寺名は真正極楽寺。
見上げると、青もみじの中に三重塔が見えました。
《紅葉 美しき所 青もみじ 更に美しき》
真如堂の四季は、春は桜・・・そして新緑。
六月は紫陽花。
夏は深緑。
晩秋の紅葉。
冬は雪景色と......それぞれの美しい景色があります。
今は、青もみじの時
「紅葉 美しき所 青もみじ 更に美しき」......
プロペラのように見えるのは、もみじの花。
《緑色なのに青色とはなぜ?》
この時期のもみじを表す言葉に青もみじがありますが、緑色なのに青色とはなぜなのでしょうか......
かつて、古代の日本には、白と黒、赤、青の4色しか存在せず、現代のように中間色の表現はなかったそうです。
古代日本の色は、明暗から始まり、夜明けが赤。
日が暮れると黒。なにもない白。
そして、赤黒白以外の中間色が青といわれています。
古くから、青は広い範囲で使われ、それが現代にも残り、緑も青という表現になっているそうです。
青には新しいとか若いという意味も含まれていて、緑なのに青と書く日本語もたくさんあります。
青果、青汁、青菜、青りんご、青物、青葉、青信号、青もみじ、などなど......
以上、青もみじ美しい五月初めの真如堂でした。
【真如堂】
・住所: 京都市左京区浄土寺真如町82
・拝観時間: 9:00~16:00
・アクセス: 市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」下車徒歩約8分
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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