これぞ京の雪景色!雪の大原「宝泉院」

公開日 : 2022年01月01日
最終更新 :
筆者 : Akio

《雪の大原》

新年明けましておめでとうございます。

大晦日からの寒波で、元旦の京都は雪化粧の朝となりました。

初詣を済ませて、大原へと向いました。

大原へは、京都市内から八瀬から福井県に続く道、若狭街道(鯖街道)を通って向かいます。

若狭街道から三千院に通じる小道へと入りました。

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三千院前のおみやげ&食事処も雪景色のなかです。

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大原のこの辺りは、三千院をはじめとして静かなたたずまいの寺院が並んでいます。

この日最初に向かったのは宝泉院。

律川にかかる無明橋を渡って、宝泉院へと向います。

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緩やかな石段を下がり、勝林院前を左に入り少し進むと宝泉院。

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着きました。

宝泉院です。

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元旦で雪の日ですから観光の方も少なく、静かな世界が広がっています。

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客殿へと入りました。

ここはオープンエアで大原の冷気が室内に伝わってきます。

大きな五葉の松が迎えてくれました。樹齢、約700年。

宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、かつては修行僧が住む場所でした。

長い歴史のなかでは、無住寺の時も長く、荒れた庭に堂々と五葉の松が立っていたそうです。

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その景色を、明治~昭和期の俳人 高浜虚子は、

「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。

この句が詠まれた頃の大原は、さぞかし静かな世界だったのでしょうね。

温かい抹茶とお菓子をいただきました。

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目の前に広がる庭園の眺めに、寒さも忘れてただただ見入ってしまいます。

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《立ち去りがたい景色》

客殿の前に広がる庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)。

「立ち去りがたい」という意味の庭園とのこと。

冬の大原・宝泉院。

まさしく「立ち去りがたい」景色。 

2022年が明けました。本年も宜しくお願い申し上げます。

京都特派員 Akio

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【宝泉院】 

・住所: 京都市左京区大原勝林院町187

・拝観料: 一般800円(お抹茶・和菓子付き)、勝林院・宝泉院・共通券1000円

・拝観時間: 9:00~17:00

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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