2021「祇園祭り・前祭り」

公開日 : 2021年07月17日
最終更新 :
筆者 : Akio

今年2021年の祇園祭は、新型コロナウイルスの影響で2年連続で山鉾巡行は中止になり、34基ある山鉾のうち12基のみの山鉾が建てられ、お祭りは規模を縮小して行われています。

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長い歴史の祇園祭。祭りの始まりは、平安時代の前期・869年。

各地で疫病が流行していたとき、神に疫病を鎮めてもらう願いを込めて始まりました。

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山鉾の屋根の上に建つ「鉾に立つ槍」「山に立つ松」には、疫病神が吸い込まれると言われています。

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祇園祭は、七月の水害や災害や疫病が発生した、この時期に合わせて行われています。

869年から続く祇園祭ですが、途中では応仁の乱や本能寺の変では順延。

そして第二次大戦などで中断もありましたが、そのたびに町衆の力で復興し、千年以上続くお祭りとなってきました。

《前祭りで建っている山鉾は......》

長刀鉾、函谷鉾、月鉾、鶏鉾、放下鉾、霰天神山、蟷螂山、綾傘鉾、白楽天山、孟宗山、郭巨山、伯牙山の12の山鉾(伯牙山は期間短縮)です。

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山鉾を照らして祭りムードを盛り上げる駒形提灯(ちょうちん)ですが、連合会の取り決めで、午後7時には消灯されています。

17日は、本来なら巡行の日ではありますが、今年も巡行はありません。

来年こそコロナが収束し、完全な形での祇園祭が観たいと思います。

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18日からは、祇園祭り・後祭の鉾建てが始まります。

《後祭の日程》

鉾建て:7月18日~20日/宵山:7月21日~23日

建つ予定の山鉾: 北観音山、南観音山、大船鉾、鯉山、八幡山、役行者山の6山鉾

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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