5月の光に輝く「金閣寺」

公開日 : 2021年05月30日
最終更新 :
筆者 : Akio

5月の金閣寺風景です。

金閣寺は清水寺とともにトップクラスの観光地ですが、いまは緊急事態宣言中でもあり、鏡湖池(きょうこち)前の少し離れたアングルで撮っても人は写りません。

新型コロナウイルス前の金閣寺への参拝者数は年間約500万人でした。

いわば連日約1万人以上が、お参りされていたことになります。

そのうち約7割近くが、外国からの観光客や修学旅行生とのことです。

IMG_2698.jpg

金閣寺は、昨年度に行われた屋根のふき替え工事の完了で、建物全体がより一層

黄金色に輝く姿になっています。

舎利殿の屋根は「こけら板」と呼ばれるサワラの木の薄板を何層にも重ねて作られています。

工事では約10万枚を取り換えたほか、普段の修理では手が届きづらい部分の金箔の補修もされていて、屋根の上の鳳凰の金箔も貼り直されています。

IMG_2705 (2).jpg

金閣寺は、室町幕府三代将軍義満が、権力と財力を尽くして建てた寺院です。

建物の第一層は、藤原時代の寝殿造り、第二層は鎌倉時代の書院造り、第三層は禅宗仏殿造りと独特の建築様式です。

また、鏡湖池(きょうこち)は庭園の中心をなす池で面積は約6600平方メートル。

室町時代以前は舟遊びを楽しむ池だったと言われています

池には葦原島(あしはらじま)などの大小の島や、細川石、畠山石や赤松石など諸大名が競って献納した奇岩名石が配されています。

IMG_2703.jpg

金閣寺の公式ウェブサイトでは、毎日午前5時00分から午後8時00分まで3分ごとに

境内の金閣(舎利殿)と鏡湖池周辺の様子を映したライブカメラが配信されていますから、次の観光に行かれる日の参考にしてくださいね。

IMG_2700 (2).jpg

【金閣寺】

・住所: 〒603-8361 京都市北区金閣寺町1

・拝観料: 400円

・拝観時間: 9:00~17:00

・アクセス: 京都駅から京都市営バス101、205号系統「金閣寺道」下車/四条河原町から京都市営バス205号系統「金閣寺道」下車

・駐車場: 有(150台)1時間以内 300円、以後30分毎 150円(9:00~17:00)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。