圧倒される千本鳥居の世界「伏見稲荷大社」
5月24日の伏見稲荷大社です。
稲荷大社は、1300年前に創建された、
全国に約3万ある稲荷大社の総本宮です。
《朱色の回廊》
稲荷山を巡る、千本鳥居に入りました。
稲荷山は神の山。鳥居は、神域と人間の俗界を区画するもので 、ひとつくぐる度に、神様に近くなるともいわれています。
伏見稲荷の鳥居奉納信仰は、江戸時代に始まり、今日の「千本鳥居」を形作っています。
千本どころか、一万基ともいわれるすごい数の朱塗りの回廊が続きます。
2020年の今年初めに新型コロナウイルス感染が始まるまで、伏見稲荷大社は連日たくさんの外国人観光客でにぎわっていました。
何が外国人観光客の方を引き寄せているのでしょうか。
《外国人観光客に人気の理由をいくつかあげてみます》
〇 赤い鳥居が続く、千本鳥居の景色が極めて日本的。
〇 各観光地のように拝観料がないこと。
〇 千本鳥居をとおりながら、稲荷山への、お山めぐりがウォーキングを好む欧米人に好まれている。
〇 千本鳥居に書かれた漢字がクールビューティー。
などなど......
稲荷山の道は、すべて参道なので道に迷う事もありませんが、稲荷山を一周するのは、時間にして約2時間ほどかかります。
どこまでも続く千本鳥居。
伏見稲荷の鳥居の色は、「稲荷塗」といわれる少し深みのある朱色です。
この朱色は魔力に対抗する色、生命の躍動をあらわす色とされています。
外国人観光客のいない千本鳥居。
静寂の中に朱色の回廊が続いていました。
【伏見稲荷大社】
・住所: 京都市伏見区深草薮之内町68
・参拝料: 無料
・アクセス: 奈良線「稲荷駅」からすぐ/JR「京都駅」から南5系統の市バス「稲荷大社前」~徒歩7分
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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