五山の送り火「鳥居形」

公開日 : 2019年08月17日
最終更新 :
筆者 : Akio
P1520764.jpg

十六日の京都は、「五山の送り火」でした。 

この夜の京都は、いろんな所で送り火の行事が行われています。

送り火の行われる時間は、交通規制があるので、自転車で

嵯峨野・広沢池の灯籠流しと、近くの曼荼羅山に燃え上がる五山の送り火「鳥居形」を

見に行きました。

P1520738.jpg

≪広沢池灯籠流し≫

広沢池(ひろさわのいけ)は、右京区嵯峨広沢町にある周囲1.3kmほどの池です。

別名遍照寺池(へんしょうじのいけ)。

広沢池は、春には桜。秋には池の周りの山々の紅葉が見事です。

また時代劇全盛の頃、ロケ地としても多く登場していました。

広沢池灯籠流しでは、児神社(ちごじんじゃ)で塔婆施餓鬼供養・御詠歌奉納を行い、

その後、仏様の5つの智恵を表すと言われている5色の灯籠が広沢池に浮かびます。

緩やかな風で灯篭は東に流れていました。

P1520745.jpg

≪五山の送り火・鳥居形≫

広沢池から清滝道へと移動しました。

夜空には綺麗な月が浮かんでいます。

P1520753.jpg

時計を見ると、八時。五山の送り火の時間です。

五山の送り火は、約三十分の 炎の行事です。

八時には「右大文字」が点火され、八時十分に「妙」。八時十分に「法」。   

八時十五分に「船形」。八時十五分に「左大文字」。八時二十分に、嵯峨野・曼荼羅山。

八時二十分。鳥居形が燃え上がりました。

P1520761.jpg

五山の送り火の炎は、五ヶ所の炎を全てを見るのは 飛行機やヘリコプターなら可能ですが、地上からは建物もあり難しいです。

特に清滝道は、市内でも奥まった所にあり「鳥居形」は目の前に見られますが

他の左右の大文字や妙や法や船形の炎は見えません。曼荼羅山に燃え上がる「鳥居形」。

縦76m 横72mの大きな鳥居です。

P1520765.jpg

ぺージラストは、嵯峨野からの帰り道、

桂川から見る鳥居形。

8月16日。お盆に戻ってこられた精霊と、行く夏を見送った夜でした。

P1520772 (2).jpg

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。