フォトジェニックな「竹林の径」

公開日 : 2019年08月13日
最終更新 :
筆者 : Akio

暑い日が続いていますが、京都府向日市の「竹林の径(みち)」では美しい緑の世界が広がっています。

「竹林の径」は竹林を渡る風の音や小鳥のさえずりを聞きながら、木もれ日や香りを楽しむ

「癒しの散策路」として親しまれています。

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《竹林の距離は約1.8キロ》

京都で竹林と言えば、嵐山の天竜寺裏から大河内山荘に至る約400m続く「竹林の小路」が有名ですが、

どの季節にも観光の方がとても多く、人の写らない写真はまず難しいです。

しかし、こちら向日市の「竹林の径」は、高台にある事と、アクセスの難しさから、

休日の昼間でも人通りは非常に少なく、ウォーキングやカメラ好きの方には人気のエリアです。

竹林の素晴らしい景観を独り占めでき、思う存分に写真撮影もできる貴重なスポットです。

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《かぐや姫伝説の地》

かぐや姫伝説の地は、全国に数多くあるといわれていますが、

向日市から長岡京に続くこの地は、平安京以前の都「長岡京」が存在したエリアであり

かぐや姫の物語を強く感じる所でもあります。

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《8種類の竹垣》

「竹の径」沿いには様々な竹垣が続きます。

竹垣は8種類あり、「竹穂垣」からはじまり、竹の径沿いにある「寺戸大塚古墳」の付近には「古墳垣」があります。

そして、地名の寺戸町に由来している「寺戸垣」。他にも「物集女(もずめ)垣」「来迎寺垣」「深田垣」「海道垣」など、

地元にちなんだ竹垣や、十二単衣をイメージしたという「かぐや垣」などが竹の径を演出しています。

「竹林の径」の美しい景観は徐々に認められつつあり、国土交通省の「手づくり郷土賞」を受賞しました。

また、日本ウォーキング協会「美しい日本の歩きたくなるみち500選」や「全国遊歩百選」等に認定。

さらには「京都府景観資産」「京都府文化的景観」にも選定されています。

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《竹林の径》

○所      向日市寺戸町芝山〜物集女町長野、中海道地内

〇アクセス  JR京都線「桂川駅」、阪急京都線「洛西口駅」からバス「向日回生病院前」下車徒歩10分。

〇      JR京都線「向日町駅」、阪急京都線「東向日駅」から阪急バス「東山」下車徒歩10分。

〇      阪急電鉄「桂駅」から京都市バス西3、西8系統「南福西町」下車徒歩5分。

〇周辺の見所  竹林公園  寺戸大塚古墳 

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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