伏見・紫陽花と「大人味かき氷」
《濠川に咲く紫陽花》
酒蔵と歴史の町、伏見を流れる濠川(ほりがわ)では紫陽花が見頃を迎えています。
濠川の春は桜。六月の今は紫陽花。
紫陽花景色の水路を十石舟が行き来しています。
《十石舟》
〇運行期間 2019年3月21日(木・祝)〜12月8日(日)
〇運休日 毎週月曜日
〇十石舟の出航時間
10:00 10:20 10:40
11:00 11:20
13:00 13:20 13:40
14:00 14:20 14:40
15:00 15:20 15:40
16:00 16:20
〇料金 大人1,200円(中学生以上)・小人600円(小学生以下) 幼児300円(小学生未満)
〇定員 20名
〇所要時間 約50分(往復)
〇乗り場 月桂冠大倉記念館裏 河川沿い
濠川は、伏見城の築城資材を運ぶための水路として造られました。
伏見は豊かな地下水に恵まれ、流域には酒造会社が多く、白壁の酒蔵が立ち並んでいます。
紫陽花の向こうに見えるのは、月桂冠の酒蔵。
江戸時代の水路沿いには、酒蔵と共に廻船問屋並び、多くの小舟が往来していたそうで
大阪と京都を結ぶ淀川の舟運の港町として栄えた町でした。
坂本龍馬で有名な寺田屋さんは、川を上がるとすぐそこです。
寺田屋事件(1866年)の時、濠川を使って薩摩島津屋敷まで逃れたとも言われています。
濠川から上がり、少し歩くと伏見大手筋商店街です。
名前の大手筋という語源は古くて、豊臣秀吉の時代までさかのぼります。
文禄三年(1594年)秀吉は伏見城建築により大手広庭を形成、 そこに大手門を築き
それより少し曲がって西方に道を作ったのが大手筋通りでした。
商店街の中ほどにある「油長茶舗」さんに入ります。
ここには、伏見のお酒入りかき氷
「宇治吟醸酒金時(白玉付)」があります。
お盆には、真っ白なかき氷。ガラス徳利には、鮮やかな宇治茶。
「宇治吟醸酒金時(白玉付)」は、宇治茶と伏見の酒のかき氷です。
蜜の三分の一は、お酒。徳利に入った蜜を、かけるとお酒の良い香りがします。
見頃を迎えている伏見濠川の紫陽花景色と、大人味のかき氷でした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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