伏見・紫陽花と「大人味かき氷」

公開日 : 2019年06月18日
最終更新 :
筆者 : Akio

《濠川に咲く紫陽花》

酒蔵と歴史の町、伏見を流れる濠川(ほりがわ)では紫陽花が見頃を迎えています。

濠川の春は桜。六月の今は紫陽花。

紫陽花景色の水路を十石舟が行き来しています。

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《十石舟》

〇運行期間   2019年3月21日(木・祝)〜12月8日(日)

〇運休日    毎週月曜日

〇十石舟の出航時間  

 10:00 10:20 10:40

 11:00 11:20

 13:00 13:20 13:40

 14:00 14:20 14:40

 15:00 15:20 15:40

 16:00 16:20

〇料金     大人1,200円(中学生以上)・小人600円(小学生以下) 幼児300円(小学生未満)

〇定員     20名

〇所要時間   約50分(往復)

〇乗り場    月桂冠大倉記念館裏 河川沿い

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濠川は、伏見城の築城資材を運ぶための水路として造られました。

伏見は豊かな地下水に恵まれ、流域には酒造会社が多く、白壁の酒蔵が立ち並んでいます。

紫陽花の向こうに見えるのは、月桂冠の酒蔵。

江戸時代の水路沿いには、酒蔵と共に廻船問屋並び、多くの小舟が往来していたそうで

大阪と京都を結ぶ淀川の舟運の港町として栄えた町でした。

坂本龍馬で有名な寺田屋さんは、川を上がるとすぐそこです。

寺田屋事件(1866年)の時、濠川を使って薩摩島津屋敷まで逃れたとも言われています。

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濠川から上がり、少し歩くと伏見大手筋商店街です。

名前の大手筋という語源は古くて、豊臣秀吉の時代までさかのぼります。

文禄三年(1594年)秀吉は伏見城建築により大手広庭を形成、 そこに大手門を築き

それより少し曲がって西方に道を作ったのが大手筋通りでした。

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商店街の中ほどにある「油長茶舗」さんに入ります。

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ここには、伏見のお酒入りかき氷

「宇治吟醸酒金時(白玉付)」があります。

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お盆には、真っ白なかき氷。ガラス徳利には、鮮やかな宇治茶。

「宇治吟醸酒金時(白玉付)」は、宇治茶と伏見の酒のかき氷です。

蜜の三分の一は、お酒。徳利に入った蜜を、かけるとお酒の良い香りがします。

見頃を迎えている伏見濠川の紫陽花景色と、大人味のかき氷でした。

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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