降り注ぐ藤の花シャワー・兵庫県丹波市「白毫寺」
藤の花を訪ねて、兵庫県丹波市、白毫寺(びゃくごうじ)に行って来ました。
ここでは「九尺藤」と言われる、長い藤の花を楽しむことが出来ます。
「白毫寺」は丹波市市島町の山あいにある、705年創建の由緒あるお寺です。
京都市内から車では二時間位で行ける距離(約79キロ)です。
《藤の名所・白毫寺》
白毫寺の藤は、園芸品種名で「九尺ふじ」と呼ばれる花穂の長い藤。
正式名称は「野田長ふじ」。
下まで咲くと、これまで最も長いもので180cmを記録しているとの事。
一尺は約30cmですから、九尺とは約270cm。
そこまでの長い藤の花はありませんでしたが、1メートル近い長さの見事な
藤の花の景色が広がっています。
《インスタ映えする藤の花》
同寺の藤は「人が集い心安らぐ寺にしたい」との願いを込め、先代住職が植えたのが始まりです。
2012年に全国紙の1面に写真が掲載されたことで、一躍全国区となりました。
今まで藤の花は、春の花として、梅や桜ほど注目される事はなかったのですが、
フェイスブックやInstagramから発信される藤の花の美しさに、多くの共感を呼び
国内そして海外からも沢山の方が来られています。
《万葉集にも詠まれた藤の花》
万葉集には、藤の花が詠まれた歌は26首。
その数は、梅や桜にはかなわないものの、薄紫の美しい藤の花は
万葉人にとっても、歌に残したい美しい花だったのですね。
藤棚のエリアは広くて、L字に続く藤棚と中央に広場があり、
たっぷりと藤を愛でる事が出来ます。
境内の上の散策路からも藤を見ることもできます。
藤の花は、横から見ても美しく、
藤棚に入り、下から見上げて鑑賞するのも良いですね。
藤の見頃は、5月初旬~中旬。
5月14日まで、夜間ライトアップ(18時30分頃から21時)も行われています。
《白毫寺》
〇所 兵庫県丹波市市島町白毫寺709
〇白毫寺HP http://www.byakugouji.jp/news/2768.html
〇問い合わせ先 0795-85-0259
〇見頃 例年の見頃 5月初旬~中旬
〇拝観料 個人300円 / 団体200円 ※高校生以下・障害者等は免除
〇拝観時間 8:00~17:00(ライトアップは18:30~21:00)
〇アクセス 車 舞鶴自動車道「春日I.C」より福知山方面へ車10分
〇アクセス 電車 JR福知山線「市島駅」下車、タクシーで8分
〇駐車場 有り
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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