遠くて近い歴史を思う「京都府庁に咲く容保桜」
京都府庁では、3月23日(土曜日)から4月7日(日曜日)まで観桜会が行われています。
京都府庁の歴史ある建物は、1904年(明治37年)に建てられていて現役の官庁建築としては、日本最古の建物です。
庁舎二階から見ると中庭で咲く桜が見えます。
中庭には、円山公園の初代「祇園枝垂れ桜」の孫にあたる
シダレザクラをはじめ7本の桜があります。
《容保桜》
中庭奥の方では「容保桜(かたもりざくら)」も見頃を迎えています。
かつて、京都府庁の建つこの地には、京都守護職上屋敷が建っていました。
桜は、京都守護職・松平容保公の名をとって 容保桜と命名されています。
松平容保公と言いますと会津藩の第九代藩主。
幕末の京都は、尊皇攘夷の風の中「天誅」と称して過激な行為が繰り返され
治安は悪化の一途を辿っていました。
荒れる京の町を見かねた江戸幕府は、従来の京都所司代と京都町奉行に加え、
新たに京都守護職を置き、その役職には会津藩主・松平容保公が任命されました。
治安活動には、約千名の会津藩士と共に、新選組も治安に勤めましたが
すでに、時の流れは幕府にはなく、守護職の会津藩からは多大な犠牲が出ています。
遠くて近い歴史を思う京都府庁に咲く桜。
見頃を迎えています。
《京都府庁・観桜会2019》
◎所 京都府庁旧本館 京都市上京区下立売通新町西入京都府庁内
◎日時 平成31年3月23日(土曜日)~4月7日(日曜日)10時~17時
◎アクセス 市営地下鉄 烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩10分
◎入館料 無料
◎駐車場 駐車スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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