梅・桃・桜の饗宴!「京都御苑」

公開日 : 2019年03月24日
最終更新 :
筆者 : Akio
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≪「京都御苑」は市民や観光客が訪れる人気のお花見スポット≫

京都御苑は、平安京遷都以降、約1200年にわたり歴史を紡いできた京の街の真ん中にあり

緑豊かな公園は、京都の人々にとって憩いの場です。

今の時期の京都御苑は、梅・桃・桜が同時に咲き、まるごとお花見が楽しめる超穴場です。

(写真は3月24日撮影)

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《白やピンクの花咲く、桃林》

まずは「京都御苑」の南西、蛤御門(はまぐりごもん)を入った所に

位置しているのが「桃林」です。

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ここは京都でも屈指の桃の名所。

約70本に及ぶ桃林には散策路があり、ベンチも多く設置されていますから、

桃の花をゆっくりと眺める事が出来ます。

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桃の花は、3月中旬から4月中旬までが見頃です。

桃林の中を歩くと、白やピンクの花から甘酸っぱい香りが流れています。

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《京都御苑は梅の名所でもあります》

そして「桃林」の南には隣接して「梅林」があります。

御苑の梅林は京都でも有数の規模で、約200本の梅が花を咲かせています。

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梅の花は、2月中頃から3月中頃までが見頃。

今、梅の花は満開から少し散り始めと言う感じです。

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《春を告げる枝垂れ桜》

桃と梅を見て次は桜です。

梅林の近く「出水の小川」向かいに一本桜が咲いています。

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京都御苑内では有名な桜。

桜の名は「出水の桜」。

青空に桜の花が映えています。

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《伝説の桜・糸桜》

続いて御苑の玉砂利の道を歩いて、北西部に位置する旧近衛邸宅跡の

「糸桜」へと向かいます。 旧近衛家は、五摂家の一つで摂政や関白を多く出した名門。

近衛家は鎌倉時代から天皇に仕える、朝廷の最高位の位にあたり 鷹司家・九條家・一條家・二條家と共に 

五摂家と呼ばれて来ました。近衛家は五摂家の中でも筆頭の家柄で、昭和初期の 

内閣総理大臣・近衛文麿さんはその直系です。

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近衛家の邸宅は、幕末までここに建っていたのですが、

明治維新で明治天皇が東京に移られると同時に、近衛家も東京に転居しました。

以来・・・桜と池だけが残っています。

今年も咲いた「糸桜」。

名の通り、細かい糸が枝垂れる様な繊細な桜です。

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ここ近衛邸跡には、約60本もの桜の木がありますが、

どれも巨木や名木と称される主役級の桜が点在しています。

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近衛邸跡に咲く桜は、早いだけでなく長く楽しめるのも特徴です。

例年3月中旬頃から糸桜が咲き始め、その後、枝垂れ桜が次々と満開を迎えて行きます。

《梅・桃・桜咲く京都御苑へ》

京都は、これから桜の季節に入りますが、同じ場所で梅・桃・桜が一度に楽しめる場所はなかなかありません。

梅・桃・桜を訪ねて「京都御苑」に行ってみて下さいね。

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《京都御苑》

〇所 〒602-0881 京都市上京区京都御苑

〇アクセス 

   京都駅から地下鉄烏丸線「丸太町」下車

   京都駅から地下鉄烏丸線「今出川」下車

   四条河原町から京都市営バス10号系統「烏丸丸太町」下車

   四条河原町から京都市営バス51, 59号系統「烏丸今出川」下車

   四条烏丸から京都市営バス65号系統「烏丸丸太町」下車

   三条京阪から京都市営バス10号系統「烏丸丸太町」下車

   三条京阪から京都市営バス59号系統「烏丸今出川」下車

〇御苑有料駐車場

   中立売西駐車場(バス20台、乗用車250台収容) 烏丸通「中立売御門」入る 入・出場 7:40~19:30(出場24時間可)

   清和院東駐車場(乗用車80台収容) 寺町通「清和院御門」 入・出場 8:40~20:00(20:00以降閉鎖)

〇拝観料 無料

〇拝観時間 終日

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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