「伏見・濠川」の紫陽花景色

公開日 : 2018年06月18日
最終更新 :
筆者 : Akio

《濠川に咲く紫陽花》

酒蔵と歴史の町、伏見を流れる濠川(ほりがわ)では紫陽花が

見頃を迎えています。

濠川の春は桜。

六月の今は紫陽花が咲いています。

そして、濠川では十石舟が水路を行き来しています。

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《伏見・濠川・十石船》

〇運航期間 3月24日(土)~12月2日(日)

〇料金   大人1,200円(中学生以上)・小人600円(小学生以下)幼児300円(小学生未満)

〇定員  20名

〇所要時間 約50分(往復)

〇乗船場  月桂冠大倉記念館裏 河川沿い

〇出航時間

 10:00 10:20 10:40

 11:00 11:20

 13:00 13:20 13:40

 14:00 14:20 14:40

 15:00 15:20 15:40

 16:00 16:20

○アクセス  京阪電車「中書島」下車5分。

○所 京都市伏見区南浜町

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《濠川の歴史》

紫陽花咲く濠川は、伏見城の築城資材を運ぶための水路として造られました。

伏見は豊かな地下水に恵まれ、流域には酒造会社が多く、白壁の酒蔵が立ち並んでいます。

紫陽花の向こうに見えるのは、月桂冠の酒蔵。

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江戸時代の水路沿いには、酒蔵と共に廻船問屋並び、多くの小舟が往来していたそうで

伏見は、大阪と京都を結ぶ淀川の舟運の港町として栄えた町でした。

坂本龍馬で有名な寺田屋さんは、川を上がるとすぐそこです。

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《幕末歴史の舞台でもありました》

又、この辺りは幕末の頃激しく時代が動いた所でもあり

寺田屋の坂本龍馬襲撃事件や、鳥羽伏見の戦いでは薩長を中心とした新政府軍と、

旧幕府軍の間で、激しい戦闘が行われた所でもあります。

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濠川は、伏見城が存在した(1594年)頃は、城の外堀でしたが

龍馬の時代には、ほぼこの様な水路だったそうです。

寺田屋事件(1866年)の時、濠川を使って薩摩島津屋敷まで逃れたとも言われています。

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龍馬は、水路の船を大いに利用したそうで、寺田屋事件で怪我をした龍馬が、

しばらく薩摩藩邸にかくまわれた後、妻のおりょうと共に薩摩へ向かった

「日本最初の新婚旅行」も、ここの船が始まりだったそうです。

紫陽花咲く・伏見・濠川でした。

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筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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