「厳選」!青もみじBESTスポット・東福寺

公開日 : 2018年05月28日
最終更新 :
筆者 : Akio

《東福寺の歴史》

京都を代表する紅葉の名所として有名な東福寺。

鎌倉初期に藤原(九條)道家によって創建され、東大寺と興福寺からそれぞれ一字ずつを取って称した東福寺。

わが国、最古最大の大伽藍が立ち並び、日本最古の大きな三門や

重森三玲が手がけた本坊庭園や通天橋の紅葉が名高いお寺です。

写真は「臥雲橋」から見る、青もみじの上に見える「通天橋」。

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《60,000坪の境内に広がる青もみじ》

東福寺と言うと、紅葉シーズンは大型バスが列をなし、1日に数万人が訪れる紅葉の名所で、

とても混雑すると言うイメージがありますが・・・・

今の季節は、秋の大混雑も忘れたかのように、初夏の穏やかな時間が流れています。

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この日は、5月27日の日曜日でしたが、人も少なくて

緑の中をゆっくり散策しました。

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「通天橋」から眺める渓谷「洗玉澗」。

青もみじの向こうに見えるのは「臥雲橋」。

広い境内は60,000坪。

この季節の東福寺は、何処を歩いても、青もみじに包まれる様に散策出来ます。

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《東福寺のもみじ》

東福寺はかつて桜の名所でしたが、東福寺の画僧・明兆(みんちょう)が桜見物で

遊興の地となることを危惧し、室町幕府第4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)に伐採を願ったそうです。

なお現在も、東福寺に桜の木は1本もないそうです。

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《紅葉美しき処・・・青もみじ更に美しき》

当たり前の話ですが、紅葉の美しい所は、青もみじは更に美しいと言われます。

通天橋からの景色を満喫したあとは境内を下に降り、小川が流れる洗玉澗から仰ぎ見る緑や

散策道に射す木漏れ陽に癒されるのもお勧めです。

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京都の紅葉処を代表する「東福寺」。

「紅葉美しき処・・・青もみじ更に美しき」

この時期は、境内が緑一色となり圧巻の世界です。

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《開山堂》

通天橋を渡った先にある開山堂。

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1280年入定の聖一国師(円爾弁円)が祀られています。

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市松模様の白砂が美しい開山堂は、縁側に座ることも出来、少し休むのにはピッタリです。

正面からは市松模様の描かれた枯山水庭園が見えます。

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《愛染堂》

愛染堂は、朱塗り柿葺きの八角円堂。

南北朝時代の建築物で、愛染明王が祀られています。

青もみじの中、朱色が映えて綺麗です。

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《東福寺は、建物にも注目》

通天橋エリアを出て、寺院の境内に進むと、わが国、最古最大の大伽藍が立ち並んでいます。

どの建物もとても大きいです。

東福寺は、もみじだけでなく、建物にも注目です。

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中でも本堂の奥にどっしりと構える三門は、

現存する禅宗寺院の三門としては日本最大にして最古といわれ、国宝です。

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以上、青もみじの綺麗な東福寺でした。

《東福寺》

◎所 〒605-0981  京都府京都市東山区本町十五丁目778

◎拝観時間  9:00~16:30(受付終了16:00)

◎拝観料   通天橋・開山堂400円

       方丈庭園400円

◎アクセス  京阪本線「東福寺駅」から徒歩約10分。

       JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約10分。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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