五月の光に「インスタ映えする杜若」

公開日 : 2018年05月17日
最終更新 :
筆者 : Akio

上賀茂神社から、杜若(かきつばた)の花が咲く、

太田神社へと向かいました。

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《風情ある社家町》

上賀茂神社から太田神社までは、徒歩で約10分~15分位の距離です。

上賀茂神社からの街道には、社家の町並みと川の風情ある景色が広がっています。

「社家町」とは、神主さんなど神職(社家)の住宅が集まる町。

神職は仕える神社のすぐ側に家を構える事が多く、特に大きな神社ともなると数多くの

社家住宅が建ち並び、社家町が形成されています。

しかし、かつては数多く存在していた社家町も、現在はその多くが失われて、

まとまった規模で残るところは極々わずかです。

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《国の重要伝統的建造物群保存地区》

ここ、上賀茂神社の社家町は昔ながらの社家住宅が連なる町並みとして

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

上賀茂の社家住宅は、外観や間取りなどは武家の住宅に近いのですが、

部分的に寺院建築の特徴も併せ持つ、建築との事です。

現在、上賀茂にはこのような社家住宅がおよそ20軒残っています。

しかし、江戸時代には300軒を越える社家があったそうですから驚きですね。

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《明神川》

上賀茂の社家町は、明神川と呼ばれる小川に沿って続いています。

明神川は、上賀茂神社の境内を流れる「ならの小川」から注いでいます。

「ならの小川」は、いわば神水の川。

その川が境内から出ると「明神川」と名を変え、社家町を潤しています。

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《社家町から太田神社へ》

社家町から、少し歩くと太田神社に着きます。上賀茂神社の境外摂社です。

太田神社と言いますと、国の天然記念物に指定されている杜若(カキツバタ)が有名ですね。

神社は、祭神として日本最古の踊り子、天鈿女命(アメノウズメノミコト)が祀られています。

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《杜若》

大田神社のかきつばたは、参道の左手に広がる沢地に広がっています。

約0.2ヘクタールの敷地に、約25,000株の杜若が自生しています。

約0.2ヘクタールとは・・・・畳に換算すると約1200畳との事。

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五月の光の中、

青もみじと杜若の風景が綺麗です。

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《インスタ映え》

杜若は、薄紫の色が美しいですね。

花をフォトジェニック風にすると・・・・・・・・・こんな感じ。

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《太田神社》

◎ 所   京都府京都市北区上賀茂本山340

◎ 志納金  300円

◎ アクセス・バス    JR京都駅から市バス4系統に乗車。

               上賀茂神社停留所で下車して、東に徒歩約10分。

◎ アクセス・地下鉄  北大路駅・北山駅より徒歩25~30分。

◎ 駐車場 なし       上賀茂神社の駐車場が近いです。

※五月のお題  テーマ2【花】

        テーマ3 【インスタ映え/フォトジェニック】

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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