新緑の中を進む「葵祭2018」
《緑の加茂街道で見る葵祭》
15日の京都は葵祭でした。午前10時半に京都御所を出発した行列は
下鴨神社を経て、上賀茂神社を目指しました。
僕は、葵祭を間近で見ようと、午後三時、鴨川沿いに走る加茂街道で
行列を待ちました。
来ました。来ました。
行列は、総勢500余名・馬36頭・牛4頭・牛車2基・輿1台。
その長さは約700mにも及びます。
《葵桂(あおいかつら)》
前ぺージでも紹介しましたが、葵祭では当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、御所車、勅使、供奉者の衣冠、
そして牛馬にいたるまで、 全てに「葵桂」(あおいかつら)の葉が飾られています。
この葵桂(あおいかつら)ですが、葵と桂の葉を絡ませて作られています。
《加茂街道は葵祭見学でお勧めの場所》
新緑の加茂街道を進む葵祭。
桜の季節の加茂街道は美しい桜のトンネルでしたが、
今の季節の加茂街道は新緑の道が続いています。
加茂街道は、賀茂川の西岸を走っていて上賀茂神社からも近く
賀茂川では、かなり上流になります。
ここでは葵祭を、とても近くに見る事が出来ます。
《映える染と織》
緑の中に平安装束が映えています。
平安衣装の足元は足袋の上から草履や藁ぞうり。
この衣装で八キロの道を、ゆっくりゆっくりと進んで行きます。
《馬も牛も主人公》
緑の中を行く葵祭。
「葵桂」の葉を付けた女官や武官が次々と進んできます。
行列の約五百名の人と共に、馬も牛も主人公です。
沿道から大きな拍手が起こりました。
お祭のヒロイン。
斉王代です。
《揺れる藤の花》
ラストの御所車が来ました。
御所車が「ギシッ」と動くと・・・・・
藤の花が揺れました。
5月15日。加茂街道で見る葵祭でした。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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