源氏物語を思う宇治の橋巡り。
朝の宇治川。
紫式部像の後に見えるのは宇治橋。宇治橋は日本最古の橋(646年)です。
ここに流れる宇治川は、琵琶湖から瀬田川として流れて来て、京都府に入ると宇治川と名を変えます。
その後、宇治川は木津川と合流した後、桂川とも合流し淀川となり大阪湾に注いで行きます。
宇治は、平安貴族の別荘地として、また合戦が繰り広げられてきた
歴史の面影を刻む町でもあります。
特に宇治公園の一帯は、平等院や宇治上神社をはじめ数々の史跡に恵まれ、
風情ある景色が広がっています。
そして宇治と言いますと、源氏物語ですね。
『源氏物語』は11世紀初め、平安時代半ばに書かれた全五十四帖からなる長篇小説です。
特に最後の十帖は、宇治が主な舞台となっているため、「宇治十帖」と呼ばれています。
宇治十帖は「橋」に始まり「橋」に終わる物語。
宇治橋からの眺め。
右手は「橘橋」。左手は「朝霧橋」。
風光明媚な宇治公園ですが、宇治川の川岸と塔の島、橘島はそれぞれ
「橘橋」「朝霧橋」「喜撰橋」「中島橋」で結ばれて回遊できるようになっています。
橘橋から、朱色鮮やかな、「朝霧橋」を渡ると宇治神社です。
秋の宇治。
橋を巡りながら源氏物語の世界に思いを馳せるのも良いですね。
《京都府立宇治公園》
〇〒611-0021 京都府宇治市宇治塔川
〇交通アクセス 京阪宇治線宇治駅から徒歩で5分
JR奈良線宇治駅から徒歩で10分
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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