コンチキチン。山鉾の試し曳き。

公開日 : 2017年07月14日
最終更新 :
筆者 : Akio

コンコンチキチン コンチキチン

13日の鉾町では完成した山鉾を本番さながら正装姿の音頭取り、

囃子方が乗り込み試し曳きが行われていました。

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試し曳きには、一般の人も参加可能。

綱を曳くと一年間厄除けになると言われ、この日は子供さんも女性も曳き手になれます。

新町通りでは、船鉾の試し曳きです。

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狭い新町通りを、道幅いっぱいに船鉾が通って行きます。

船鉾は、鉾全体を船の型にし、舳先には金色の鷁、

艫には黒漆塗螺鈿の飛龍文様の舵をつけています。

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船鉾は、前祭りの船鉾と、後祭りの大船鉾と二基ありますが、

2014年度より、前祭7月17日では船鉾。

後祭の7月24日では大船鉾が巡行の最後尾を務めています。

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続いて新町通りを歩いて行くと、岩戸山の試し曳きです。

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岩戸山は、天岩戸を開いた天照大神の日本神話から来ているそうで

山とはいえ室町時代の洛中洛外図屏風で見られる岩戸山には、

すでに車輪が描かれていて、鉾と同じ車をつけた曳山でした。

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屋上には、真松を立てています。

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これからの祇園祭のタイムスケジュールですが、

14日の夜からは宵山です。宵山は、前祭(17日)の前夜祭として、

14日(宵々々山)、15日(宵々山)、16日(宵山)と3日間行われます。

山や鉾には提灯が灯りお囃子の音が場を盛り上げ、町中が祭ムード一色となります。

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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