天空の離宮
比叡山麓に広がる 修学院離宮です。修学院離宮は、洛北にあります。
その広さは、東京ドーム12個分と言いますから・・・まさに 広大な敷地です。
修学院離宮は 江戸時代初期 後水尾上皇により14年の歳月をかけて
作られています。上・中・下の三つの離宮(御茶屋)と、そこにつながる
松の並木道 そして・・両側に 広がる田畑から成っています。
僕は何十年と京都に住んでいますが・・修学院離宮は この日で 二回目です。
この松並木の参道は 何回見ても 不思議な参道です。
この松の並木道が 上・中・下 三つの離宮を つないでいます。
盆栽の松が 並木道に なっている様な 不思議な世界です。
背の低い松ですが・・樹齢は 350年を 超えていると聞きました。
この道は、馬車が通れる程の道で・・・・御馬車通りとも 呼ばれているそうです。
松の並木道の両側には 棚田の田園風景が 広がっています。
↓ 浴龍池(よくりゅうち)の風景です。
ここからの風景は、遠くの北山の連峰や 雲さえも 低い位置に見えて・・・・
空に浮かぶ空中庭園にも 見え・・・京都の町が 庭の様に広がっています。
まさに究極の借景庭園の景観とも言えますね。
さすが14年の歳月をかけて 完成した庭園です。
池には 比叡山麓の山々と 青い空が 映っていました。
青い空から 射し込む 太陽の光りが 眩しかったです。
修学院離宮は 宮内庁管轄で 事前に宮内庁に申し込みが必要な所です。
(参観料は無料です。)
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html
参観コースは 約3km程あり、宮内庁ガイドの方に 案内して頂きながら
進んで行きます。時間は 1時間半程です。
僕は 午後の部に行きましたが 1グループは 30名ほどの団体でした。
宮内庁のガイドの方に聞くと、参観は 一日に 日本人200人 外国人50人の方々が
時間ごとの グループに 分かれて 回るとの事でした。
今の時期は 予約で申し込みが出来ましたが・・紅葉の頃は 抽選になるそうです。
浴龍池は、比叡山麓から流れる 谷川を せき止めて 造られた池です。
空に とても 近い庭園・・・・・・そんな形容も 浮んで来ます。
修学院離宮の庭園は もみじの木が 多いです。
今は落葉していましたが これから 新芽が芽吹き 青もみじの季節へと
移って行きます。
洛北の比叡山麓には・・・・・・・・天空の城ラピュタを 思わせる
天空に続く離宮・・・・・・・修学院離宮の世界が 広がっていました。
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。