清水寺千日詣り・随求堂胎内めぐり

公開日 : 2007年08月16日
最終更新 :
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今はお盆のため多くの寺々で催しがあり、今日(8月15日)は清水寺の千日詣り(せんにちまいり)に出かけました。千日詣りとは8月9日から16日までの間に清水寺に参詣することで、一日のお参りでも千日お参りしたのと同じご利益を受けられるのだそうです。

寺は午後6時半に一旦、昼の営業(?)を終了し、7時から夜間拝観が始まります。受け付け終了は午後9時半で、拝観料は大人

400円。まだ早かったので近くの喫茶店で汗を鎮め、7時前に外に出ると、参道には参詣者(≒観光客)たちの長蛇の列が出来ていました。いつもは5時ごろに閉めてしまう土産物店も、夜間拝観に合わせてすべて開いています。

まず境内に入るまで、いつもなら2分の道のりに20分ほどかかり、そこから更に20分を要して漸く随求堂(ずいぐどう)に到着。ここでまた100円払って地下の胎内めぐりへと向かいます。随求堂は清水寺の塔頭・慈心院の本堂で随求菩薩が本尊です。この菩薩は衆生の願いをすべて即座に叶えてくれるそうです。

御堂の地下へ続く階段を下り、順路の左の壁に手摺のように廻らされた太い数珠を頼りに進みます。中は漆黒の闇。係員に数珠は絶対に離すなと言われており、手を放すと遭難しそうです。前の人との間隔が全く分らないため急いで進むわけに行かず、進路の様子も窺うことが出来ないので、ただ左へ右へと数珠に導かれてゆっくりと歩むしかありません。ひょっとして、数珠から手を離したために出て来れなくなっている人がいるのではないか、などといらぬ想像を巡らしてしまいました。

多分、ほんの1分ほどで明かりがついたところに行き着きます。そこは台座の上に梵字が彫られた石が載っているところで、この石に触って願い事をすると叶うんだそうです。

胎内めぐりのあとは本堂に行き、普段は入れないどころか薄暗くて何も見えない中陣まで入って内陣を拝することができます。内陣の周囲には参詣者たちが願い事を書いた蝋燭が数多く灯され、外陣では僧侶たちが汗を拭きながら般若心経を唱えていました。

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夜だし市街地じゃなくて緑も多いので夕涼みになるかな、と思って行くのは大間違い。どこかに温度計でもあったのか、参拝者の誰かが「まだ30度もあるよ!」と言っていた通り、夜の8時を過ぎてもまだまだ暑く、納涼にはなりませんでした。

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