賀茂祭(かもまつり)

公開日 : 2007年05月31日
最終更新 :
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 古くは祭りといえば賀茂祭をさすほど有名な祭だったようで、『源氏物語』や『枕草子』、『今昔物語集』や『徒然草』にもその記述が見えます。葵祭といわれるようになったのは江戸期以降で、他に勅使祭とか北祭という場合があります。

この祭りは上賀茂神社(正式名 賀茂別雷(わけいかずち)神社)と下鴨神社(同 賀茂御祖(みおや)神社)の例祭で平安遷都以前から行われており、日本最古の祭りといわれています。両神社はその祭神が親子関係にあり(下鴨が親で上賀茂が子)、ともに世界文化遺産に登録されています。

 数多い祭りの行事の内、5月15日に行われる路頭の儀は総勢500名以上、長さ1kmにも及ぼうかという行列で、今年も京都御苑を出発して下鴨神社を経、上賀茂神社に向かいました。京都新聞電子版には祭の特集が組んであり、動画で行列や神事の様子を見ることができます(http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/aoi.html)。

鳴物はなく粛粛と歩むだけの行列ですが、衣装がたいそう美しく、また斎王代に付く女人(にょにん)列の童女(わらわめ)たちが大変可愛らしいので、実際に見ていない方はぜひご覧下さい。絶やすことなく伝えて行きたい祭です。

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