ラマダンバザール初体験!~食事編

公開日 : 2019年06月04日
最終更新 :

こんにちは、クアラルンプール2特派員のかりわめぐみです。マレーシアは「ラマダン」そしてラマダン明けのお祝い「ハリラヤ」の期間中です。

イスラム教徒はラマダンの期間中、午前5:30から19:20までの間断食をします。この時期、人々は親戚で集まり、陽が落ちるとお祝いの食事をし、新しい衣装を着て過ごします。ラマダンは約一か月間続きますが、その間「ラマダンバザール」という巨大な集合商店が出現します。日中断食した人々は、ラマダンバザールで食事を購入し、19:20を過ぎると一斉に食事を始めます。

人生で初めての「ラマダンバザール」

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友人のアーリーにバザールを案内してもらいました。衣料テントを見た後は飲食エリアへ移動します。午後6時過ぎ。まだまだ暑い屋外を歩き続けている私に水を買ってくれるアーリー。2本のペットボトルを購入して、自分の水はリュックの中へ。自分がまだ水を飲めない時間なのに「暑いから水を飲んで」と勧める気遣いに感動しました。

食事の時間はまだですが、先に席を確保するためにレストランへ向かいます。みんなが一斉に食事をするため、直前になると座る場所がなくなるのだとか。屋台で「ナシ・アヤム」を二つ購入。

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屋台で買ったご飯を持ち込んで、レストランの席を確保しました。テ・タレ2つと、さらに料理を注文。2食分を一気に食べるつもりです。そして、注文したご飯を"おあずけ"状態で眺めながら時を待ちます。その間、無言でスマホを見つめる人々。

邪推ですが、朝早く目覚めてお祈りと食事をして、普段通り仕事をこなして、仕事終わりに蒸し暑い中を歩き回り、バザールの説明をして。本当は喉がカラカラで、喋るのもしんどいんじゃないかと考えてしまいます。

みんなで一斉に食事開始

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無言でスマホを眺めていた人々が、一斉に食事をします。私たちも周りに合わせて食事を開始。わいわい楽しそうに食事をする光景こそがマレーシアの日常です。断食があるからこそ、誰かと食事ができる大切さに気づかされます。

お腹が空くとイライラしやすくなり、しゃべると喉も乾く。私にはとても耐えられないけれど、マレーシア人たちの中で、慣習を少しでも肌で感じることのできた貴重な時間でした。

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食事を終えて、マスジドジャメ駅への帰り道。衣料品の店舗が連なるバザールを通りました。このバザール私たちが訪れた翌日、店舗30件を巻き込む火災に見舞われました。今年移転したばかりのバザールでとても残念でした。

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