クアラルンプール郊外にある日本庭園がローカルに人気!

公開日 : 2022年06月01日
最終更新 :

常夏の国マレーシアでは四季の変化が美しい日本に憧れを持ってくれる人も多くいます。

また、日本に旅行をしたことがある人からは「日本庭園は本当に美しい」と言われることもあります。

どちらも本当に嬉しい言葉ですね。

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さてそのコロナ下の2021年3月にクアラルンプール首都圏にあるセランゴール州に日本友好公園が開園しました。

正式名称をタマン・パーサハバタン・スランゴール・ジャプン (Taman Persahabatan Selangor Jepun)というこの公園はブルーモスクに隣接しています。

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園内を散策していると、ところどころからモスクのドームとミナレット(尖塔)が見え隠れします。

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中に入ると茶室はないのですが、つくばいが設置されています。

「茶道で使われ、石の窪みに手を清めるための水がためてあるものです」との説明がされています。

また池には鯉が泳いでいます。

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気候が違うので生えている植物が違うのはもちろんなのですが、その限られた条件の中で日本庭園のイメージを再現しているといった印象です。

鳥居や池、つくばい、石灯籠(とうろう)、枯山水といったアイテムが和を演出するなか、周囲にジャングルのような木々が目につくのもマレーシアならでは。

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桜の木があったのですが、残念ながらこちらは造花。

それでもムスリムの女性グループは、興味深そうに説明書きの木札などを見ながら、何枚も写真を撮っていたのが印象的でした。

一般的な日本のイメージとして「富士山に桜」というのも定番のため、人気の撮影スポットになっていたのか、入れ替わり立ち替わり写真を撮っていました。

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竹林のゾーンはまさに日本そのもの。

暑かったのですが、竹が強い日差しを遮っているものの、吹き抜ける風で時折揺れるため、情緒が感じられました。

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それにしても鳥居のすぐそばに、ブルーモスクの塀があるのが不思議ですね。

ここにもマレーシアらしい多様性が感じられます。

庭園は隅々まで手入れが行き届いて、日本の面影が感じられます。

余談ですが、トイレがきれいだったののが日本的で感動しました。

マレーシアには他にも日本庭園(Taman Jepun)がイポー(Ipoh)にもあります。

また以前にお伝えした寺院などでも、枯山水の庭園を模している庭が造りこまれていたり、遠く離れた日本とのつながりを感じさせますね。

【データ】

タマン・パーサハバタン・スランゴール・ジャプン (Taman Persahabatan Selangor Jepun)

住所:Seksyen 14, 40000 Shah Alam, Selangor

営業時間:10:00-18:00(月曜休み)

※蚊がでるので、気になるようでしたら虫除けスプレーなどを持参した方がよいかもしれません。

(撮影by逗子マリナ)

※写真の無断転載禁止

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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