世界第2位になる!?クアラルンプールの高層建築ムルデカ118

公開日 : 2022年03月02日
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クアラルンプールのランドマークといえば、KLCCにあるペトロナス・ツイン・タワー(Petronas Twin Towers)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

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高さ452mで、1998年に完成した当初は世界一の高さを誇りました。現在もツインタワーとしては世界一(※2019年調べ)で知られています。

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そして2022年の今年、クアラルンプール市内に、新たに超高層建築ビルメルデカ118(Merdeka PNB 118/Warisan Merdeka Tower)が完成する予定です。118階のタワーは、ホテル、リテイルストア、賃貸オフィスなどの他に娯楽施設や展望台などが備わる予定です。

ホテルは100〜111階までとなり、完成するとクアラルンプール市内が一望できる最高の場所のひとつとなるのは間違いありません。

高さは約656mとなり、2022年現在世界一高い中東ドバイにある高さ約829mのブルジュハリファに次いで世界第2位となるのだとか。

市内の再開発エリアにあり、周辺整備を含めて最終的に2024年にすべてのエリアが完成する予定となっています。

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場所はクアラルンプールの観光スポットが多いチャイナ・タウン(China Town)セントラル・マーケット(Central Market/Pasar Seni)からも程近く、屋内アリーナのスタジアム・ネガラ(Stadium Negara)などがあるメルデカ駅(Merdeka)近くに位置します。

これによりチャイナタウンからの眺望も変わりました。

比較的低層階の建築物が多いこのエリアからは、空に向かう尖塔のようなメルデカ118(Merdeka PNB 118/Warisan Merdeka Tower)がどこからでも見えるようになりました。

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またLRTケラナジャヤ線(Kelana Jaya Line)のパサ・セニ駅(Pasar Seni)のプラットフォームからは、このようにその姿を見ることができます。

まだ建築中ではありますが、その存在感と大きさに圧倒されます。

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そしてもうひとつ、ブキビンタン(Bukit Bintang)から1駅のタン・ラザック・エクスチェンジ(Tun Razak Exchange)、通称TRXには国際金融特区として現在再開発が進行しています。

その中心となるのがエクスチェンジ106(The Exchange106)という、高さ492m、95階の高層ビルで年内に完成予定とも言われています。完成すると世界で21番目に高いビルになる予定です。

こちらもまず高層ビルが完成したあと、公園をつくるなど周辺整備が進められる予定です。

こちらはちょっとわかりにくいかもしれませんが、王冠をイメージしたのだそうで、95〜106階部分は黄金色になっています。

どちらの高層ビルもコロナ禍で建築計画が大幅に遅れてしまったのですが、どうやら2022年には完成する予定です。

それにしても100階前後の高さの超高層ビルが一気にできると、クアラルンプール市内には既存のKLタワー(KL Tower/Menara KL)、ペトロナス・ツイン・タワー(Petronas Twin Towers)と観光展望台が4カ所になります。

俯瞰で眺めるクアラルンプールの街並みですが、いろいろ目移りしそうですね。

(撮影by逗子マリナ)

※写真の無断転載禁止

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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