年2回マレーシア各地の風物詩ドリアンフェスティバル

公開日 : 2019年07月24日
最終更新 :

フルーツの王様とも呼ばれるドリアン(Durian)。

旬は年2回、2〜4月と6〜7月ぐらいと言われています。

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6月下旬ぐらいから、クアラルンプールでも各地でドリアンフェスティバルなるものが開催されています。

ポップアップのドリアン屋台なのですが、ドリアンのスイーツやアイスクリームなども売られていて、高道路沿いの店などと比べてちょっとオシャレな感じがします。

そろそろシーズンも終わりかと思っていたところ、ローカルの友だちから週末にドリアンフェスティバルがあると聞き出かけました。

会場があるのはクアラルンプール北部の新興住宅地デサ・パークシティ(Desa Parkcity)。

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犬を飼っている人にとっては、マレーシアでは少ないドッグフレンドリーな公園があることでも知られています。

ドリアンフェスティバルはプラザ・アーカディア(Plaza Arkadia)というショッピングモールに隣接する駐車場で開催されていました。

近くまで行ってもあまりドリアンの香りがしてきません。

可食部のドリアンではなくて、ゴミとして捨てた皮や種などがあの独特な匂いの元とも言われています。

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会場で販売していたドリアンはディーアイオーアイ(D101)、ムサンキング(Musang King)の2種類のみ。

実はドリアンの中でも一番と言われていたムサンキングよりもさらに美味しいと言われているブラック・ソーン(Black Thorn)があるかもと期待して行ったのですが、すでに売り切れだったのか残念ながら味わうことができませんでした。

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ドリアンはkgあたりの値段で売られており、可食部だけではなく全体の実の重さで値段が決まります。

中は5~6房に分かれていて、直径10cmほどのバナナぐらいのサイズのドリアンがそれぞれ入っています。

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ムサンキングを頼みました。価格はRM118(約3090円)。中にドリアンは5つほど入っていました。

種が直径4cmぐらいあるので、身は思ったよりも少ないのですが、何しろコクはあってクリーミー。

そしてどことなくブランデーのような芳香がただよってきます。

値段も高いのですが、さすが果物の王者と称される味に納得です。

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もちろんドリアンがメインなのですが、会場内にはドリアン餅、ドリアンアイス、ココナッツジュース、そしてドリアン同様にホテルでは持ち込み禁止なことが多いマンゴスチンなども売っていました。

マンゴスチンがホテル持ち込み禁止なのは、色素がつくととれなくなるからだとか。

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お店の人に聞いたところ、マレー半島のドリアンの産地はクランタン州、パハン州、ペラ州、マラッカ州などだそうです。

それぞれの産地によって味や品種も違うので、旬の時期にマレーシアを訪れるならば、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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