ドリアン入りバナナパンケーキとイスカンダルの滝
クアラルンプール(Kuala Lumpur)からは約170km車で2時間ほどのイスカンダルの滝(Lata Iskandar)。
マレーシア屈指の高原避暑地として知られるキャメロン・ハイランド(Cameron Highlands)に続く旧道の途中にある景観地として知られています。新道が開通するまでは、こちらが主要幹線道だったため、非常に混雑していたそうですが、現在は週末や祝日、スクールホリデイなどをはずせば比較的空いています。
キャメロン・ハイランドへの中間あたりに位置するため休憩がてら立ち寄るスポットにもなっているようです。
周辺にはみやげ物店、軽食やドリンクのショップなど、観光地らしい光景が。
道路からすぐのところにあるため、みんな車を路肩に停めて歩いてきます。
滝と言っても垂直落下しているのではなく岩肌に沿うように流れてくるため、比較的近くまで立ち入ることが可能。
標高が高く涼しい風が抜け、また滝から流れる清流は冷たく澄んでいて、子どもたちには絶好の遊び場になっているようでした。
キャメロン・ハイランドは野菜やいちごなどの産地として知られており、沿道では焼きとうもろこしやドリアンなどがう売られていました。
そこで目に入ったのがマレーシア風バナナパンケーキとも言われるレンペン・ピサン(Lempeng Pisang)。ピサンとはバナナのことです。
バナナにココナッツ、小麦粉を混ぜたタネをバナナリーフの上に乗せて焼きあげます。ふわふわでもちもちした独特の食感と、ほんのりとした甘さにココナッツの香りが広がり、まさに南国感たっぷりのスイーツです。
直径18cmほどの半月サイズで1枚RM5(約134円)でした。
実はお店の人が「うちのはドリアン入りだよ!」とすすめてきました。
半信半疑でしたが、一口食べるとふんわりと漂う香りは確かに高級果物ドリアン。ちょっとした贅沢気分を味わいました。
ちなみにバナナリーフは殺菌効果があると言われており、マレーシア料理の米飯ナシレマ(nasi lemak)や包む時やカレーを食べる時のお皿としても使われます。
これだけを食べに行くというほどでもないかもしれませんが、レンペンピサンはどちらかというと郊外で見かける素朴なスイーツなので、機会があったらぜひトライしてみてくださいね。
【データ】
イスカンダルの滝(Lata Iskandar)
住所:Jalan Tapah-Brinchang-Blue Valley-Cameron Highlands, Tapah 35000
URL:http://www.cameronhighland.net/lata-iskandar.htm
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。