MRTの全線開通でアクセス便利になったマレーシア国立博物館
2017年に全線開通したMRT(Mass Rapid Transit=大量高速輸送)のスンガイ・ブロー・カジャン線(Sungai Buloh-Kajan line)。
クアラルンプール南部の街カジャン(Kajan)から北部郊外のスンガイ・ブロー(Sungai Buloh)まで51kmを結んでいます。
モノレールやLRT(高架鉄道)など、交通インフラの整備が進むクアラルンプールですが、今回は郊外だけではなく、今まで微妙にアクセスが悪かった市内観光ポイントへダイレクトに行けるようになりました。一部は地下駅となっています。
例えばマレーシア国立博物館(Muzium Negara/The National Museum of Malaysia)は、それまでは最寄りの駅はKLセントラル(KL Sentral)で、徒歩で15分ほどかかりました。
今回のMRTの開通に伴い、ミュージアム・ネガラ駅(Muzium Negara)ができたため、ブキッ・ビンタン(Bukit Bingtang)からも直通で3駅。
改札を出て階段をあがると目の前にマレーシア国立博物館というロケーションで今までとは比べものにならないほどアクセスがよくなりました。
周囲に近代的な高層ビルやホテルなどが建つ中に、マレーシアのスルタンの宮殿を思わせるような伝統的な建物が目を引きます。
入館料はマレーシア国民以外(外国人)はRM5(約125円)。
マレーシアではこのように国民(MyKadを所持している国民)以外の施設料金が違います。
館内は撮影禁止なので注意してください。
展示エリアは「古代」「マラッカ王国時代」「植民地統治時代」「マレーシアの今」の4つに分かれています。展示物、ビデオ、ジオラマなどを使い多角的にマレーシアの歴史を知ることができます。
出口はちょうど裏側になっていて、カフェなどがあります。
帰路もMRTの場合は、出口を出て博物館に沿って歩き右に曲がるとすぐにミュージアム・ネガラ駅の入り口になります。
スンガイ・ブロー・カジャン線の開通でアクセスがよくなったのは以下のような施設や場所です。
バンダー・ウタマ(Bander Utama)駅
・マレーシア最大のショッピングモール「ワンウタマ(1 Utama)」
パサール・セニ(Pasar Seni)駅
・ショッピングやみやげ物屋が集まるセントラル・マーケット(Central Market)
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
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