ラマダン最中のクアラルンプールの様子
現在ラマダン(断食月)期間のマレーシア。今年は5月27日から6月25日までとなっています。
ラマダンの期間が毎年異なるのは、イスラム暦(1年が354日の太陰暦)に基づいているため。
断食は日の出から日没までで、この間は飲食などはしてはいけないことになります。
ただし病人や体が弱い人、妊婦、重労働に従事している人などは除外されたり
時期を改めてラマダンを行ったりすることもあるのだそうです。
日中のフードコートなどはふだんよりも空いているような印象です。
確かに暑いマレーシアで飲まず食わずでいたら、すぐにバテてしまいますよね。
車を運転していても、日中はいつもより空いていることも多いです。
クアラルンプールの渋滞はすごいので、それはそれで助かるのですが。
日没になると飲食が可能になりますが、ここぞとばかりに一気に食べるわけではありません。
半日以上ファスティング(断食)しているため、まずは胃にやさしいものからスタート。
ここでよく食べられるのがナツメヤシからとれる果実のデーツ(Date)。
スーパーやショッピングモールの屋台などには乾燥デーツの実が入ったパックや瓶詰が売られています。
ラマダン明けのホリデー用に、すでにスーパーではハンパー(Hamper)と呼ばれるバスケット売られています。
中にはドライフルーツやチョコレートなどのほかお菓子やなどがたくさん入っており、親戚や友人の家を訪問する時に持参する手土産です。
冒頭で伝えたようにラマダン月は毎年変わりますが、この時期は黄色と緑のイスラム教に由来する月や星などの飾りが街のあちらこちらで見られます。
またラマダンの期間のバザールなども出ているので、普段はなかなか見られない珍しいおみやげも見つかるかもしれません。
ラマダンスツールをみつけたら、のぞいてみてはいかがでしょうか。
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
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