観光地から日常へ 秋の街
道を歩いている観光客がずいぶんと減って、ひとつ、またひとつとお店が畳まれて、街は観光地から日常へと移行しつつあります。すっかり秋のコルチュラ。
今の時期の街は、とても過ごしやすくて気持ちいいです。アドリア海沿岸部というと、どうしても夏のイメージが先行しますが、秋も、夏とは違う良さがあります。
確かに、海で泳げるほど水温は高くなく、軽装の観光客で賑わう特有のバカンス感もありません。でも、夏が終わって落ち着いた街中を歩いていると、秋こそ、島の雰囲気を味わえると思うのです。涼しくて気持ちいい秋晴れ、日差しも強すぎず、街歩きには最高な天候です。
狭い道の続く旧市街は人でごった返すこともなく、ゆっくりと自分のペースで、存分に見て回ることができます。時期的に畳まれたお店もあるので、全盛期の夏ほどではないものの、観光客も少ないので食事をしたりお土産を買ったりする分には問題ないです。たまにすれ違う観光客と、カフェで談笑する地元の人々。日常の顔です。
秋といえば紅葉。街の葉も色付きはじめ、紅葉スポットのような壮大さはないのですが、小さいながらも秋らしいです。緑と水と空と、大自然の中で、季節がちゃんと巡っていることを感じます。
また、雲ひとつない真っ青な空がどこまでも広がっていた夏が去ると、雲がよく浮かぶようになります。わたあめを薄く伸ばしたような雲や、もこもこヒツジ雲、飛行機雲。秋晴れの日には視点を前だけでなく上にも、そしてのんびりと秋の島を眺めてみてください。
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