森家の石蔵(旧穀蔵)現天然染色研究所!桐生
おはようございます。桐生特派員の加藤です!
今日ご紹介するのは、国登録有形文化財に指定されている森合資会社の石蔵で、現天然染色研究所です。
味のある建造物で味のある染色の世界!
「今様」「憲法黒」「媚茶(こびちゃ)」「東雲(しののめ)色」「朱華(はねず)色」「深川鼠(ふかがわねず)」「黄丹(おうに)」「猩々緋(しょうじょうひ)」...。その名も多彩な日本古来の色を県産絹糸ぐんま200に染めた立体屏風(びょうぶ)が、田島勝博さん(72)=桐生市本町一丁目、天然染色研究所所長=らによって完成した。富岡製糸場と絹産業遺産群の世界文化遺産登録を機に、「建物だけでなく、絹の文化の豊かさを知らせたい」と着手。草木で染めた伝統の48色が絹糸に輝いている。
日本古来の色の文化は万葉集や源氏物語なども彩る。発色のいい絹がつくられ、草木が多種存在して、1000以上の多彩な色を楽しみ身にまとう感性は、世界に誇るべき豊かさだという。「色には物語性がある。日本人はきものの形は変えず、色で自己表現してきた」と田島さん。
たとえば「黄櫨染(こうろせん)」は皇帝のみが服す禁色。「江戸紫」は京紫の赤みに対して深い青み、歌舞伎の助六の鉢巻きの色で「紫と男は江戸に限る」の心意気。「鈍色(にびいろ)」は服喪の色で、「萌木色(もえぎいろ)」は若向きの色ゆえ、平家物語では老体と気取られないよう、出陣のいでたちとした姿が描かれる。
染色一筋の田島さんは草木でどう色を出すか熟知し、色にまつわる物語を研究してきた。今回は高価で高貴な紫を染める紫根や、赤色をとる茜(あかね)は国産が入手できず、中国産で代用して色を再現。細くて光沢のある県産オリジナル糸ぐんま200は、県繊維工業試験場の協力を得た。1カセを染めて半々にし、立体屏風を二つ作製。一つは試験場に提供した。
「絹の光沢と伝統色の文化を織物の街、桐生から発信すべく、作製しました」と会心の田島さん。出張しての解説にも応じる。問い合わせは同所(電0277・43・1089)へ。
参照元URLhttp://kiryutimes.co.jp/news/5531/
撮影桐生特派員加藤(承諾済)
建物も染色も味わい深いですネェ〜!
皆さんも是非出かけて下さいネ。
それではご機嫌よう♪
天然染色研究所(森合資会社石蔵)
住所 〒376-0031 群馬県桐生市本町1-3-9
TEL 0277-43-1089
営業時間 10:00〜18:00
定休日 日曜日
筆者
群馬特派員
KaRyo
生まれ育った桐生、その広域のレストラン・風景・観光などを発信していこうと思います。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。