チトワン国立公園のサイ

公開日 : 2017年08月20日
最終更新 :
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8月半ばの大雨により洪水被害が出ていたネパール南部。

旅行者の方も訪れる「チトワン国立公園」や、近くの旅行者街「ソウラハ地区」も被害を受けました。

河が増水し、チトワンで人気のアクティビティー・エレファントサファリやカヌーライドは一時休止されたそうですが、8月15日ごろからすでに再開されています。

ところで、洪水により、絶滅危惧種でもある野生のサイが、インドまで流れてしまったというニュースがありました。

The Kantipur Post

ジャングルは国境を隔ててインドにもつながっているため、このようなことになってしまったそうです。

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チトワン国立公園内で見られるのは、One Horn Rhinoと呼ばれる一つの角を持つ一角サイ。日本では「インドサイ」と呼ばれることが多いですが、ネパールの人は「インドサイ」と呼ぶことをかたくなに嫌がります。

心配されていましたが、無事に保護され、先週末にはネパールへ連れ戻されたそうです。

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さて、サイは割と見やすい野生動物で、私も行くたびに見ています。掲載写真4枚は、今年訪れた際に撮影したものです。

写真1枚目:7月に見た母と子のサイ。母は妊娠中だったそう。

写真2・3枚目:8月に見た母と子のサイ。7月のものと同じだったかどうかは不明。横にシラサギが戯れていました。ジャングルの中の広場には、サイ母子と私たちしかおらず、静かで神秘的な光景が広がっていました。

写真4枚目:2月に見たオスのサイ。メスの行動範囲が狭いのに対し、オスは行動範囲が広く、ジャングルの中で見かけてもすぐに移動してしまうことが多いそう。この時は、10頭程の象がジャングルサファリを実施中で、これらの象がサイを取り囲みながら広場に追いやり、観賞させてくれました。

筆者

ネパール特派員

春日山 紀子

2000年よりカトマンズ在住。

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