ダサイン、ティハール連休中の旅行

公開日 : 2009年08月30日
最終更新 :

毎年秋はネパールのお祭りシーズン。ヒンドゥ教最大のダサイン祭、その次にはティハール祭と続き、祭りが近くなるとみんなそわそわし始め、仕事どころではなくなります(苦笑)。

祭りの日程は太陰暦によって決まるため、毎年違った日になるのですが、今年は、ダサイン祭初日(ガタスタパナ)が9月19日に当たっています。例年よりも、2週間ほど早い祭りの幕開けです。

どんな祭りか、ということは今回は省略して、祭りが与える旅行への影響について書いてみたいと思います。

ネパールの旅行業界(旅行会社、土産物屋、レストラン)は、通常、年中無休で営業しているところがほとんどなのですが、ダサイン、ティハールだけは別。

メインの日(今年は、ダサインが9月28日、ティハールは10月19日)は、レストラン、土産物屋、旅行会社など、かなりの確率で休業となりますので、要注意。

ツーリストバス(グリーンライン、ゴールデントラベル社のバス含む)も、9月28日、10月19日の2日は運休します。

祭りの前には帰省ラッシュも始まり、外国人向けのツーリストバスにもネパール人の予約でいっぱいになる、というようなこともありますので、9月28日、10月19日前後に利用を予定している人は、早めに予約を入れておいたほうがよいでしょう。

しかし、せっかく予約を入れても、オーバーブッキング、というようなこともありますので、利用日にはなるべく早くバス乗り場に行って、自分の席に座ってしまうのがいいかも。

ダサイン祭9日目(ナワミの日。今年は9月27日)には、機械類にプジャをする習慣があります。

車などにもプジャをし、その後は一日車を休める人も多いため、この日は、タクシーやバスの運行数も極端に減ります。

タクシーを運よく捕まえられても、この日は、メーターでは行ってくれず、少し高めの運賃を言われることも。善意的なタクシーにあたりメーターで行ってくれるようなときには、少しチップをはずんだりするという習慣があります。

この日だけではなく、ダサイン祝日期間(今年は9月26日〜9月29日頃)や、ティハール祝日期間(今年は10月17日〜19日)には、やはりメーターでは行きたがらないタクシー運転手も多くなりますが、「ぼったくりめ!」なんて言わないでくださいね。

この2つの祭り、旅行者も楽しめるのでしょうか?(よく、ある問い合わせです)

ティハール祭は視覚的にも楽しむことができます。現地に知人がいなくても、そして、祭りの意味などわからなくても、わくわくした雰囲気を味わうことができるでしょう。(なぜかって?知りたければティハール中にネパールを訪問してみてくださいね)

しかし、ダサイン祭は、旅行者にとってはほとんど何も楽しむことはできないといえるでしょう。

単純な観光旅行が目的なら、ダサイン期間中は避けたほうがベターかもしれません。

ちなみに、今年のダサイン、ティハール祭、カレンダー上の祝日は次の通りです。

ダサイン祝日:9月25日〜10月1日

ティハール祝日:10月17日〜19日

旅行関連の店、レストランなどは、先述のとおり祭メインの日(9月28日、10月19日)以外は営業していることが多いですが、ご確認を。

銀行などは、連休中でも日中2時間ほど営業する場合があります。

筆者

ネパール特派員

春日山 紀子

2000年よりカトマンズ在住。

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