パシュパティナート入場料500ルピーへ値上げ

公開日 : 2009年06月16日
最終更新 :

ネパール最大のヒンドゥ教寺院があるパシュパティナート。

6月15日(月)より、入場料が250ルピーから500ルピーへ値上げされました。

ここを流れるバグマティ川はガンジス川の支流とされており、川岸には火葬場があります。

ヒンドゥ教の火葬場があるということでよく比較される場所にインドのバナラシがありますが、バラナシでは、火葬風景を撮影することは禁じられているようですが、ここでは撮影可能。

他人の火葬風景を撮影することに関しては賛否両論ありそうですが、最近では、自分の身内の火葬シーンをビデオに収める現地人もときどき見かけるほど。

パシュパティナート地区には、パシュパティナート寺院を含み大小いくつかのヒンドゥ寺院がありますが、残念ながら原則としてネパール人やヒンドゥ教徒以外は入場できません。

500ルピーを支払って入ることができるのは、寺院や火葬場があるエリア内、ということになります。

シバ神をまつるパシュパティナートは、シバに関連する祭りのときにとてもにぎわいます。たとえば、毎年2月頃にあるシバラトリ(シバ神生誕祭)。この祭りのときには、インドからも修行者がたくさんやってくるほど。

毎年9月にある女性の祭ティージの時も、赤いサリーやクルタスルワルを着た女性たちでにぎわいます。(下の写真は以前ティージの際に撮影したもの)

また、毎日日没後には、オイルランプの下、宗教的音楽に合わせてプジャをする人たちの姿を見ることができます。(最初の写真)

インドのバナラシでも、毎日日没後の法要があるようですが、パシュパティナートのそれは、規模は非常に小さめ。でも、ひっそりとした雰囲気は幻想的です。

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パシュパティナート(Pashupatinath)

所在地:旅行者の多く集まるタメル地区より約3km。カトマンズ・トリブバンエアポートより約1km弱。

 タメル地区からの場合、タクシー利用で所要時間約20〜30分。150〜200ルピー程度。(移動日の道路事情によります)

 ローカル移動手段を利用する場合、いくつか方法はあるのですが、タメル地区より徒歩5〜10分ほどの場所にある「ジャマル(Jamal)」より、チベット仏教人ボダナート方面へ行くマイクロバス(トヨタハイエース利用)やテンプーに乗り「ゴウシャラ」で下車するとすぐです。いずれも、ルートNo.2利用。ジャマルからゴウシャラまで所要時間30〜45分程度。料金15ルピー程度。

筆者

ネパール特派員

春日山 紀子

2000年よりカトマンズ在住。

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