犀星文学碑 旧軽井沢

公開日 : 2020年08月31日
最終更新 :
筆者 : M下

軽井沢には多くの文学者が別荘を所有したり、滞在したりしています。

その関係で、軽井沢にゆかりのある文学者の文学碑も多く存在します。

今日はその中のひとつ「犀星文学碑」を紹介したいと思います。

o01.jpg

旧軽井沢銀座の少し先にある「二手橋」を左折します。

ちなみに赤い車は、見晴らし台まで走っている軽井沢の観光バス「赤バス」です。

o02.jpg

矢ケ崎川沿い徒歩3分。

「かげろうの日記遺文」で野間文芸賞を受賞した記念に、昭和36年に室生犀星自身が建立したそうです。

o03.jpg

我は張り詰めたる氷を愛す

斯る切なき思ひを愛す

我はそれらの輝きを見たり

斯る花にあらざる花を愛す

我は氷の奥にあるものに同感す

我はつねに卑小なる人生に住めり

その人生の荒涼の中に呻吟せり

さればこそ張り詰めたる氷を愛す

斯るなき思ひを愛す

o04.jpg

文学碑の横には座れるスペースもあります。

これも犀星が作ったのでしょうか?

矢ケ崎川をゆっくりと眺めることができます

o05.jpg

碑の反対横には犀星が中国に旅行したときに買った俑人二体が立っています。

室生犀星は昭和37年に亡くなる前年まで毎夏、軽井沢に滞在していたそうです。

犀星自身が建てた文学碑を見て、室生犀星に思いをはせてみてください。

筆者

長野特派員

M下

千葉から移住して軽井沢で約20年。日々、軽井沢町内をうろうろしているので、そこで見たこと、聞いたことをご紹介したいと思います。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。