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#43 船の形がユニーク! 知られざる? ソンポートレイロックトレイロアッ礼拝所&石像彫刻の村カカオ

カテゴリー:見所・観光・定番スポット 投稿日:2019年11月14日

コンポントムからこんにちは!
コンポントム特派員の舛屋です。


今回は知られざる? スポット、"ソンポートレイロックトレイロアッ礼拝所"について紹介していきたいと思います。


Sanpovmeas.JPG


コンポントム市内から約18km、車で約30分。
サントゥク山やシルクファーム、石像彫刻村を擁するサントゥク地区にあります。


国道を離れ寺院への道に入ると、地域のひとの暮らしや豊かな自然がよく見えます。


この寺院、以前は"ソンポーメアッソンポープラック"と呼ばれていました。

"ソンポー"は「船」
"メアッ"は「金」
"プラック"は「銀」の意。


かつてこの辺りは水場がだったため、沈没船などがよく見られたそう。その沈没船の中からよく金類が見つかっていたことが語源なのでは? と、ローカル。


それが所縁なのか・・・・・・このユニークな形。


IMG_5404.JPG


船の形をしています!


ユニークなのは形のみならず。


興味深いストーリーをローカルから聞きましたので、ご紹介したいと思います。


この寺院の創設は1982年。僧侶カッドバーイ氏により建設されました。


彼が死に瀕した際に、遺言として「この寺院を再建築するように。そうすればカンボジアに平和が訪れるだろう」と残したと言われています。


そして、彼は宗教を否定されたクメールルージュ政権下で生き残った僧侶といわれているそう。


民衆は彼の立場を秘密にし、弾圧から守ろうとしたんだとか。
それほど、リスペクトがあった方ということですね!


彼に関する逸話をもうひとつ。


副首相兼検察相として活躍しているメン・ソムオーンさんという方がいます。
彼女は内戦時代、この地で戦士として戦っていたそう。
この地で一度亡くなりましたが(!)、カッドバーイ氏の祈祷により生き返ったといわれているそうです。


なんだか神秘的!
こんなに美しい地が戦地だったことも、信じられません。


平和に関する思いが伺えるのが、建物の装飾。


IMG_5410.JPG


大乗仏教と小乗仏教、ふたつの芸術が融合されているんだとローカル。
これは平和祈念のためだそう。
仏教について予習していくと、なお面白くなりそうです!


IMG_5380.JPG


そしてもうひとつ、ローカルから聞いたコンポントムに纏わる面白い逸話を。


寺院の門をくぐるとすぐに、左右にふたつの像があります。


僧侶・ネイドロン氏・・・・・・口に出したことは全て実現するという超能力を持った僧侶。そのため、口を開かなかったそう。


IMG_5374.JPG


ネイドロン氏の兄弟・ドムドゥン氏・・・・・・どこでも物凄いスピードで移動できる韋駄天のような人だったらしい。移動時は地下を通って瞬間移動していた!?らしい。
"TECHO"の名を授かった最初の人物。(後述)


IMG_5372.JPG


昔々、好戦的なドムドゥン氏がネイドロン氏の特殊能力に目を付け、戦に誘ったそうな。


しかし、戦いを好まないネイドロン氏は断固拒否。


ドムドゥン氏が地下を瞬間移動し地上に出てくる際に、遂にその口を開きました。

「Stay there」

それが実現してしまった時の様子が、このドムドゥン氏の半身像ということらしいのです。


興味深いです。


上述した"TECHO"について説明します。
簡単にいうと、国王から授かる特別な名前。


「TECHO」(デチョー)を授かった人は現首相含めて4人なのだとか。


残る1人目は、デチョーミアッ氏(プノン族・コンポントム初代州知事)。

そして、デチョーヨー氏(デチョーミアッの生徒)。


デチョーミアッ氏は、コンポントムの観光スポット・コウモリの木近くのガバナーズハウス隣の祈祷場に祀られており信仰の対象となっております。
知事が変わるたびに、ここでお祈りするそう。


コウモリの木・ガバナーズハウスについては過去記事


#4 コンポントム州の中心部・セン川沿いを歩く をご参照ください!



そして、こちらは道すがらにあるサントゥク・石像彫刻の村。
市内からサントゥク地区へ向かうと、途中道路両側に突如現れる大量の石像!


石像彫刻職人さんの技が間近で見れます。

IMG_0413.JPG

以前はここの彫刻に使われている石はサントゥク山のものだったのですが、現在サントゥク山から石材が取れなくなっており、ほとんどはプレアヴィヒアから石材を調達しています。


クメール人が住む南ベトナムの人々が石像を求めてやってくるそうです。


お土産用の小さな彫刻も売っており、小さなアプサラ像など$5から購入可能ですよ。


上述しましたが、サントゥク地区にはサントゥク山やシルクファーム、石像彫刻の村といった観光地が集中していますので、セットで訪れるのがおすすめ!


サントゥク山やシルクファームについては過去記事

#24 欧米人に人気!"Santuk Silk Farm"で蚕の一生について学ぼう!

#40 サンボーの次はどこ行く? 第二の観光地・サントゥク山! をご参照ください!


寺院のロケーションはこちら。




以前、ご紹介した"Sambor Village Hotel"はこの寺院までのクルーズアクティヴィティを提供しております!


詳細は過去記事

#34 コンポントム唯一のブティックホテル"Sambor Village Hotel"
をご覧ください!

では、最後までお読み頂きありがとうございました!

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舛屋 彩子

カンボジア・コンポントム特派員の舛屋 彩子が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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名前:舛屋 彩子

舛屋 彩子

秋田県秋田市出身。金融機関での勤務、南国フィジーでの生活を経て帰国後は観光案内所職員に。もっと海外で修行したい!という思いを捨て切れず模索していたところ、カンボジア・コンポントム州にご縁ができました。日本では3つのミスコンテストに参加経験があり、ミススプラナショナルジャパン2017秋田代表。2018年2月よりコンポントム州観光局に配属され、任地の人々の温かい人柄に助けられながら、間口広く活動中。 DISQUS ID @disqus_xdlHH2zeFh

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