南アフリカ、新型コロナウイルス対策ロックダウンのレベル2を導入 8月17日(月)0時から

公開日 : 2020年08月17日
最終更新 :

My fellow South Africans...

8月15日(土)、Ramaphosa南ア大統領は会見を開き、新型コロナウイルス対策のロックダウン措置を1段緩和してレベル2にすると発表しました。

ピーク時期には新型コロナウイルス新規感染12,000件/日だったものが、先週の平均では5,000件/日へと後退。総感染件数が58万を超える一方で、陽性者数は105,000前後で推移。入院を要する重症患者も8月上旬の10,000人水準から4,000人の水準まで低下、これによって医療機関のキャパシティにも余裕が出てきています。

Evidence shows that the nationwide lockdown & vital social distancing measures have been successful in limiting the spread of COVID-19 and protecting the lives of South Africans. #COVID19SA pic.twitter.com/fzMMGywBRO

-- Presidency | South Africa (@PresidencyZA) August 15, 2020

この状況を考慮して、「引き続き感染拡大予防措置を講じて欲しい」と念を押しつつ、「ほぼ全ての経済活動再開を認める」との説明がありました。

ロックダウンレベル2のポイント

ロックダウンレベル2は8月17日(月)の0時から適用されます。主なポイントは次の通りです。

【解禁されたもの】

・酒販売(ただし、月〜木の9〜17時のみ。金土日は販売禁止)

・レストランやバーでのアルコール提供(〜22時)

・タバコ販売

・友人宅や家族の訪問

・旅行、ビジネスの理由に関わらず、国内移動を自由化

・宿泊、ホスピタリティ、ツアー業

・ジムやフィットネスクラブの営業

【継続されるもの】

・外出時のマスク着用義務

・店舗等への消毒液の設置義務

・最低1メートル(できるだけ2メートル)のソーシャルディスタンス確保

・門限(22〜翌4時は外出禁止)

・海外への/からの渡航に対する規制はレベル3から変化なし(渡航には特別な許可が必要)

・50人以上の集会禁止

・観客を入れてのスポーツイベント禁止

結構緩めたなぁ、という印象です。

中でも、世界各地で感染拡大の原因となっている、レストランやバーでの酒類提供とジム&フィットネスクラブの営業再開は完全に予想外でした(私の事前予想は下記を見てください)。

折しも南アにはもうすぐ春が訪れます。南アの春は、イベントとパーティーの季節。新型コロナ禍では大規模なイベントこそ行えないものの、今回の規制緩和を受けてレストランや郊外のロッジで中小規模のパーティーが行われることでしょう。

レベル2、本当に大丈夫かな? 今の私は、嬉しい気持ちと不安な気持ちが50:50です。

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