南アフリカ、新型コロナのロックダウンを1段階引き下げてレベル2へ 酒とタバコも解禁か

公開日 : 2020年08月14日
最終更新 :
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南アフリカで新型コロナウイルス感染拡大防止のために行われているロックダウン措置が1段階緩和され、レベル2となる可能性が高まってきました。大手メディアがこぞって報じたものです。

記事によると、各省庁間の合意はすでに取れていて、National Coronavirus Command Council(NCCC)での協議も火曜日に実施済。内閣承認が得られれば、早ければ今週中にRamaphosa大統領からアナウンスされるという状況のようです。

別の報道はもう一歩踏み込んで、酒とタバコの解禁にも言及しています。匿名筋の発言として、"We said this ban is not working. Cigarettes are sold. Alcohol is sold openly now. Our ban is pointless."とあるように、多少のプレミアムを支払えば酒もタバコも簡単に手に入る状況です(と南ア人の友人から聞きました)。

酒の解禁による医療現場への負担増の可能性は気がかりですが、規制を現実的なものにするべく方向転換したということでしょう。

ただし経済再開にあたっては、いわゆる「3密」の回避、厳しいソーシャル・ディスタンシング、手の消毒、マスクの着用は絶対条件、と報道されています。

飲食店での酒解禁はまだ先? ロックダウンレベル2の内容を考える

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さて、実際にロックダウンレベル2はどんなものになるのか。ここからは南ア政府の新型コロナウイルス対策特設ページに現在掲載されている内容と、報道に基づく私の推測です。

人の移動に関して、すでに同一州内であればレジャー目的の移動も許可されており、南ア国内での移動はおそらく自由に。一方で、国際線の再開は南ア政府の公式見解通り、早くてもレベル1までお預けでしょう。

禁酒撤廃とともに飲食店での酒類の提供が解禁されるのか、否か。予測が難しいですが、解禁は先送りと読みました。BarやTarven、Shebeenの規制を継続しつつ、レストランに対してはひとりあたりの提供数量上限を設けて提供を許可するというシナリオも想像してみたものの、これは政治的な理由で恐らく無理。すべて解禁か、すべて禁止という選択肢では、後者を選ばざるを得ないのかなぁ......と。

なお、現時点で提案されているロックダウンレベル2の内容確認には、以前にこちらの記事でご紹介したアプリLockdown Bozzaが便利です。

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